変える 試みる 小金井の人たち file 1

――「子どもと未来を守る会議」はいつ、どのようなきっかけで発足したのですか?

「2011年5月ごろ、知人から誘われて放射能問題に関心を持つ人たちの集まりに出ました。その時に福島での状況を話してくれた人がいて、『福島は安全だというキャンペーンが張られているけれど、実態は違う』という。それが僕としてはすごく印象に残りました。その時集まった人たちで、こういうグループを立ち上げようとなったんですね」

 

――それまで環境問題とか放射能の問題に取り組んできたのですか?

「いいえ。自然食品を売る仕事をしていたこともありますが、だからといってそんなに環境問題に深い関心があったというわけでもありません。まあ、普通に生きていましたね」

 

――それがなぜ?

「3・11以降のツイッターですかね。僕がちょうどツイッターを始めたばかりの頃ですが、テレビで流れている情報とツイッターでの情報にあまりのギャップがあり、それで関心を持ったんです。もちろん、小学4年生と中学3年生の子どもがいて、子どもへの影響が具体的にイメージできたということがあります。もし、自分の子どもが福島にいたらどうしただろうとか、10年後はどうなるだろうとか。親としての責任について考えました。北海道に移住することも考えましたが、これは家族に却下されました」

 

――メンバーは今どれくらい?

「コアメンバーは50人ぐらい。コアメンバーを含め、関心をもっている方で情報を送っている人は90人ぐらいですね。活動の中心となっているのはコアメンバーのうち10人ぐらい。そうした人でホームページは持ち回り方式で運営しています」

 

――代表になったのは?

「『やってほしい』と頼まれたからです。子どもを持つお母さんたちが多いので、少数派の男性がなった方がやりやすいということかもしれません」

 

――この2月18日には「おやこ講座 子どもたちを放射能から守ろう」という勉強会を小金井市内で企画されています。

「こうした勉強会は目立ちますし、やっていても楽しいのですが、一番やらなくてはいけないのは『茶話会』だと考えています」

 

――茶話会?

「ええ。こどもたちを持っているお母さんたちが情報交換したり、悩みや不安を話し合ったりする場です。放射能の問題を気にするお母さんは、ともすると『神経質なお母さん』とみられがちで、孤立しています。『茶話会』で、自分だけではないんだということを確認してもらい、普段言えないことを言ってもらうのです。これまで4回やりましたが、できれば月1回のペースで地道に、長く続けていきたい」

 

――行政に対しての注文は?

「小金井市は空間線量の測定を実にきめ細かくやってくれています。僕が聞いたところでは、ある小学校では60カ所以上、測定してくれました。それも(放射線量で)危なそうなところを調べてくれているのです。(放射線量が)高いところは土をとって除染してくれました。実に画期的だと思いました。一方で、市役所の中の組織が縦割りで、どこがリーダーシップをとっているのか分からないと感じることがあります。内部被ばくについては限りなく少なくしようとする大目標、理念、旗印を掲げ、各課で何ができるかを考え、取り組んで欲しい。制約があっても、これぐらいはできるのではないかと、積み上げていくことが大事だと思います」

 

◇山内淳次(やまうち・じゅんじ)さんのプロフィール

*1970年9月生まれ

*出身地:北海道で生まれ、育つ

*小金井歴:16年ぐらい。前原町在住

*仕事:会社員

*一言メッセージ:「ぜひ内部被ばくの問題に関心をもってください」

 

 11月8日(日)

  第73号の主な内容

(随時更新されます)

《市政の焦点》

■12月小金井市長選特集

☆白井とおる市議が立候補表明(2015年11月8日更新)

 

☆白井市議の立候補記者会見に40人以上の市民が参加(2015年11月8日更新)

 

☆4陣営の対決構図に 財政健全化への具体策が焦点(2015年11月8日更新)

 

≪酒好きのたわごと≫

その15 越後の酒と謙信(2015年10月17日更新)

  うれしいニュース!

 公益社団法人「全国学校図書館協議会」が発行している「としょかん通信」(中・高校生版)2015年6月号の《今月のブックトーク》に『まちの力 ひとの力 ――変える 試みる 小金井の人たち』がとりあげられました。

 1人でも多くの中学生、高校生にこの本を読んでもらえたら、と思います。感想文も送ってもらえると、とってもうれしいですね。

 以下にその部分を貼り付けました。筆者は、ほそえさちよさんという子どもの本の編集者だそうです。タイトルは、「生きるために つながる」。

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全体はこちらから
としょかん通信「今月のブックトーク」.pdf
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こがねいコンパスのインタビューシリーズ《変える 試みる 小金井の人たち》をまとめた本『まちの力 ひとの力』が図書出版クレインから刊行されています。ウェブ版では読めない、取材秘話などを明かす4本の「エピローグ」と、やまさき薫さんの素敵なイラスト付き。定価1500円+税です。市内の各書店でお買い求めください。クレインでも注文できます。

毎月第1・第3土曜日が定期発刊日です。こがねいコンパスは市民のための羅針盤を目指し、市民とともにつくる地域メディアです。ご意見・ご感想・情報提供などを、koganeicompass@gmail.comへおねがいします。

詳しくはイベントカレンダーのページをご覧ください。こちらから。

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小金井市のイベント情報は、小金井市地域情報サイトのさきナビでも見ることができます。バナーをクリックしてください。

 この人に聞く

脱原発社会への道筋を探る

民間の英知を結集して「脱原子力政策大綱」をまとめる「原子力市民委員会」の舩橋晴俊座長。

前編はこちらから。

後編はこちらから。

*船橋晴俊さんは2014年8月15日、くも膜下出血で急逝されました。ご冥福をお祈りするとともに、船橋さんの思いを少しでも多くの方に知って頂きたいと願っています。(編集長・佐藤和雄)

 

「敗北」を語る

民主党小金井支部幹事長

村山秀貴さん

前編はこちら

後編はこちら

 

イラクから問い続けてきたもの

映画監督・鎌仲ひとみさん

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 『こがねいコンパス』は、小金井市政や小金井の人たちが関心をもつテーマを分かりやすくお伝えするインターネット新聞です。市民団体「こがねいコンパス編集部」が発刊しています。

 

 『コンパス』は、羅針盤を意味します。辞書によれば原義は「ともに歩くこと」です。市民が市政をより深く理解するための一助となり、よりよい小金井市政のあり方を考えるときの羅針盤でありたい。市民のみなさんと一緒に歩んでいきたい。そんな思いを込めています。

 

 

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