2013年7月20日更新

日野市での可燃ごみ3市広域処理

(日野市の説明資料から)
(日野市の説明資料から)

関連予算の9月議会提案 7月末に判断

日野市が市民に説明

3市による生ごみバイオガス化構想

「(仮称)ごみ減量市民会議」の開催も

 

 日野市は、可燃ごみを処理している「クリーンセンター」を建て替えて、小金井市・国分寺市と共同で可燃ごみを広域処理する計画に関連し、環境影響評価などに必要な予算を9月市議会に提出するかどうかの方針を7月末までに判断し、確定する意向だ。日野市が市内全域で実施した説明会での質疑で明らかにした。また、「ごみゼロ社会をめざし、3市共同で可燃ごみの再資源化」を進めるため、生ごみをバイオガス化する構想や、今後、3市による「(仮称)ごみ減量化市民会議」を開催する予定が示された。

 

 日野市内全域での説明会は6月26日から7月5日まで8回開催され、その質疑の概要や配布資料が日野市のホームページに掲載されている。

◆環境アセスに約3年

 それによると、今後の進め方としては広域化基本計画と施設計画の見直しに約1年間かけると同時に、環境アセスメント(環境影響評価)を約3年間かけて実施する予定という=上の図参照。

 

 環境影響評価結果の縦覧と意見聴取ののち、施設を約3年半かけて建設。2019年度(平成31年度)末に竣工というスケジュールを説明資料で示している。資料では「事業実施にあたっては、引き続き周辺住民への説明などを丁寧に行います」と述べている。

 

 6月26日の第1回説明会では、「施設計画、生活影響評価の予算を平成25年9月議会で審議するのか」との質問に対し、市側は「現時点では平成25年7月末までには方針の確定をしたいと考えています。順調にいけば、平成25年7月末にはそのような判断をしていきたいと考えています」と説明している。

 

◆3市で生ごみバイオガス化

長岡市の生ごみバイオガス化施設(同市ホームページから)
長岡市の生ごみバイオガス化施設(同市ホームページから)

 また、説明資料では「先進的にごみ減量に取り組む3市で徹底したごみの減量を進め、循環型社会を形成できるごみ処理システムを構築していきます」と記述。

 

 具体的には「3市により進めていくこと」として▽新たな分別収集システムの構築▽バイオ燃料化(エタノール)・堆肥化・バイオガス化などの共同出資による再資源化の検討▽環境面におけるCO2削減などの環境負荷の低減――の3つを挙げ、3市合同による生ごみの資源化に取り組む方針を示している。

 

 6月28日の第3回説明会では、市側はこれに関連して「今後、3市で生ごみ等を資源化するバイオガス化施設を建設していきたいという構想があります」と説明した。

 

 生ごみを発酵させ、そのガスをエネルギーに換えるバイオガス化では、新潟県長岡市が7月1日から「生ごみバイオガス発電センター」の本格稼働を始めた。施設は1日当たり65トンの処理が可能で、自治体設置の類似施設では国内最大級という。

 

 発酵かすは燃料にも活用し、生ごみをすべてエネルギーに換える。発電量は年間約410万キロワット時を見込み、発電センターで使用する全電力と、隣接するごみ焼却施設の半分の電力を賄う予定だ。

 

 東京都内では町田市が生ごみを処理するバイオガス化施設を計画中で、2020年度から稼働させる予定だ。計画では1日あたり50トンの生ごみを処理する能力を持つ=下の図参照。

(町田市のホームページから)
(町田市のホームページから)

 日野市・小金井市・国分寺市もこうした動向を踏まえ、生ごみの分別収集を実施し、バイオガス化を図る構想を持っているとみられる。

 

◆周辺環境整備費は2市が全額負担

(日野市の説明資料から)
(日野市の説明資料から)

 説明資料では新しい処理施設建設にかかる費用についても示されている。過去10年間の落札総額の平均から試算した総額は104・2億円。これを2011年度のごみ焼却量の割合で分担すると、日野市が約34・3億円(約48%)、国分寺市が約21・5億円(約30%)、小金井市が約15・7億円(約22%)となる。国からの交付金約32・7億円を見込んでいる。

 

 費用問題に関連して7月3日の第7回説明会では、出席した市民から「建設費、周辺環境整備費を(小金井・国分寺の)2市で全額負担するのは当然だ」との意見が出た。これに対し市側は費用負担割合は決定しておらず、全国の広域化のケースの7割でごみ処理量に応じた費用負担をしているため、それに基づいた試算であることを説明。

 

 そのうえで「周辺環境整備費は2市で全額負担することとなっていますが、建設費はそのような話にはなっていません」と述べ、周辺環境整備費については小金井市と国分寺市が全額負担することで合意されていると説明した。

 

 さらに「できることであれば(建設費が実質)2市の負担となるような交渉を進めていきたいと考えています」とも述べた。周辺環境整備費の総額は今回の説明資料や質疑では明らかになっていない。

 

*日野市の説明資料は下のファイルをクリックしてダウンロードすると見ることができます。

日野市の説明資料.pdf
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 11月8日(日)

  第73号の主な内容

(随時更新されます)

《市政の焦点》

■12月小金井市長選特集

☆白井とおる市議が立候補表明(2015年11月8日更新)

 

☆白井市議の立候補記者会見に40人以上の市民が参加(2015年11月8日更新)

 

☆4陣営の対決構図に 財政健全化への具体策が焦点(2015年11月8日更新)

 

≪酒好きのたわごと≫

その15 越後の酒と謙信(2015年10月17日更新)

  うれしいニュース!

 公益社団法人「全国学校図書館協議会」が発行している「としょかん通信」(中・高校生版)2015年6月号の《今月のブックトーク》に『まちの力 ひとの力 ――変える 試みる 小金井の人たち』がとりあげられました。

 1人でも多くの中学生、高校生にこの本を読んでもらえたら、と思います。感想文も送ってもらえると、とってもうれしいですね。

 以下にその部分を貼り付けました。筆者は、ほそえさちよさんという子どもの本の編集者だそうです。タイトルは、「生きるために つながる」。

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全体はこちらから
としょかん通信「今月のブックトーク」.pdf
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こがねいコンパスのインタビューシリーズ《変える 試みる 小金井の人たち》をまとめた本『まちの力 ひとの力』が図書出版クレインから刊行されています。ウェブ版では読めない、取材秘話などを明かす4本の「エピローグ」と、やまさき薫さんの素敵なイラスト付き。定価1500円+税です。市内の各書店でお買い求めください。クレインでも注文できます。

毎月第1・第3土曜日が定期発刊日です。こがねいコンパスは市民のための羅針盤を目指し、市民とともにつくる地域メディアです。ご意見・ご感想・情報提供などを、koganeicompass@gmail.comへおねがいします。

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脱原発社会への道筋を探る

民間の英知を結集して「脱原子力政策大綱」をまとめる「原子力市民委員会」の舩橋晴俊座長。

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*船橋晴俊さんは2014年8月15日、くも膜下出血で急逝されました。ご冥福をお祈りするとともに、船橋さんの思いを少しでも多くの方に知って頂きたいと願っています。(編集長・佐藤和雄)

 

「敗北」を語る

民主党小金井支部幹事長

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イラクから問い続けてきたもの

映画監督・鎌仲ひとみさん

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