2014年11月15日更新

小金井市の新ごみ処理長期計画案

10年間でごみ1割削減へ

排出抑制を最優先  乏しい具体策

市民1人あたりコストは多摩平均の1.7倍


 小金井市の新しいごみ処理長期計画となる「一般廃棄物処理基本計画」の大方の中身が固まってきた。2015年度から2024年度までの10年間を計画期間とし、10年間で市民1人1日あたりの家庭ごみと資源物を、2013年度実績(589グラム)から1割減量させ、多摩地域で最少レベルの530グラムにするという目標を掲げている。そのために「ごみになるようなものは買わない」という発生抑制を最優先にした3R(リデュース、リユース、リサイクル)を推進する。ただ、どのようにすれば1割削減が実現されるかという具体的なシナリオは示されておらず、基本計画案を審査している廃棄物減量等審議会では不満の声も上がっている。


 現行の一般廃棄物処理基本計画(2006年度~2015年度)は本来、中間年の2011年度に見直しを予定していたが、「可燃ごみの安定的な処理体制の方向性が定まっていなかった」(新計画素案)ため、これまで先送りされてきた。今年1月、日野市・国分寺市との3市共同可燃ごみ処理施設の建設・運営の覚書が締結されたため、新しい長期計画を今年度中に策定することになった。


 11月11日に市のホームページに掲載された素案によれば、1割削減を実現するための3R推進策としては①市民のライフスタイルの変革を支援②発生抑制のためのキャンペーン・イベント実施③食品ロス削減の推進――を挙げている。とりわけ、手を付けていないお弁当などの「未利用食品残渣(ざんさ)」は、家庭の燃やすごみのうち5%も含まれていたため、「食材を買いすぎない・作りすぎない・無駄なく使う・食べ残さない」キャンペーンを展開するという。


 ただ、これまでも発生抑制など3Rについては、消費者団体などが呼びかけてきた。1割削減を確実に実施するため、消費者・生活者の積極的な動機をひきだす具体策が求められそうだ。

(基本計画素案から。グラフ内の数字はなぜか1円台の数字が消えている)
(基本計画素案から。グラフ内の数字はなぜか1円台の数字が消えている)
(クリックすると拡大します)
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 また、基本計画素案では、小金井市の清掃費(ごみ処理経費)が2012年度で年間約36億円におよび、1tあたりの処理経費が13万2906円と、多摩地域の平均(6万4202円)の倍以上となっているデータを示している。市民1人あたりの年間ごみ処理経費も3万904円で、多摩地域平均(1万8523円)の1・7倍となっている=上のグラフ。


 多摩地域で突出して高いコスト構造となっているにもかかわらず、素案では「課題」とは位置付けておらず、分析もされていない。


こがねいコンパス第62号


 11月8日(日)

  第73号の主な内容

(随時更新されます)

《市政の焦点》

■12月小金井市長選特集

☆白井とおる市議が立候補表明(2015年11月8日更新)

 

☆白井市議の立候補記者会見に40人以上の市民が参加(2015年11月8日更新)

 

☆4陣営の対決構図に 財政健全化への具体策が焦点(2015年11月8日更新)

 

≪酒好きのたわごと≫

その15 越後の酒と謙信(2015年10月17日更新)

  うれしいニュース!

 公益社団法人「全国学校図書館協議会」が発行している「としょかん通信」(中・高校生版)2015年6月号の《今月のブックトーク》に『まちの力 ひとの力 ――変える 試みる 小金井の人たち』がとりあげられました。

 1人でも多くの中学生、高校生にこの本を読んでもらえたら、と思います。感想文も送ってもらえると、とってもうれしいですね。

 以下にその部分を貼り付けました。筆者は、ほそえさちよさんという子どもの本の編集者だそうです。タイトルは、「生きるために つながる」。

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全体はこちらから
としょかん通信「今月のブックトーク」.pdf
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こがねいコンパスのインタビューシリーズ《変える 試みる 小金井の人たち》をまとめた本『まちの力 ひとの力』が図書出版クレインから刊行されています。ウェブ版では読めない、取材秘話などを明かす4本の「エピローグ」と、やまさき薫さんの素敵なイラスト付き。定価1500円+税です。市内の各書店でお買い求めください。クレインでも注文できます。

毎月第1・第3土曜日が定期発刊日です。こがねいコンパスは市民のための羅針盤を目指し、市民とともにつくる地域メディアです。ご意見・ご感想・情報提供などを、koganeicompass@gmail.comへおねがいします。

詳しくはイベントカレンダーのページをご覧ください。こちらから。

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 この人に聞く

脱原発社会への道筋を探る

民間の英知を結集して「脱原子力政策大綱」をまとめる「原子力市民委員会」の舩橋晴俊座長。

前編はこちらから。

後編はこちらから。

*船橋晴俊さんは2014年8月15日、くも膜下出血で急逝されました。ご冥福をお祈りするとともに、船橋さんの思いを少しでも多くの方に知って頂きたいと願っています。(編集長・佐藤和雄)

 

「敗北」を語る

民主党小金井支部幹事長

村山秀貴さん

前編はこちら

後編はこちら

 

イラクから問い続けてきたもの

映画監督・鎌仲ひとみさん

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