◆市民交流センターを小金井市が取得 (2012年2月18日号)

 小金井市議会は2月9日、都市再生機構(UR)の暫定管理が続いていた「小金井市民交流センター」の本体建物と附帯設備、駐輪場について市が取得することを認める議案を可決した。取得価格は総額41億円5264万円。焦点となっていた荷捌き駐車場やコミュニティ広場の利用などを定める管理規約は、敷地を共有する地権者間の合意が整わず、設定されないままの取得となった。交流センターは市の取得によって本格稼働されるが、敷地利用などをめぐりなお運営に不安定さを残すことになる。

 

 取得価格の内訳は、交流センターが36億8154万円、附帯設備が2億439万円、自転車駐車場が2億6671万円。財源の内訳は、「社会資本整備総合交付金」という国庫支出金が約10億円、借金である地方債が約28億円(償還額の元利合計は33億6347万円)などとなっている。
 取得議案の可決を受けて、小金井市は2月15日にURと売買契約を締結した。3月1日に交流センターなどが市に引き渡される。
 交流センターの取得をめぐっては市議会で2010年11月に取得議案が可決されたが、同年12月にURが不動産登記の見通しが立たないとの理由で引き渡しが延期され、取得議案は無効となった。このため2011年4月にURの暫定管理によって開館されていた。
 交流センターが建設された「1-Ⅲ街区」には、センターと、JRビル、民間地権者のビルがあり、URが当初に計画していた「一筆一棟」から「一筆三棟」に権利変換計画を見直すことによって不動産登記は昨年12月に完了した。一方、大道具などをセンターに搬入するための荷さばき駐車場の専用使用を確実にするためには敷地の利用などを定めた管理規約の設定が必要とされていたが、市はURから示された管理規約案などについて市民の理解が得られないとの理由から締結を見送った。同時に、荷捌き駐車場は現状のままでも支障なく使用できるとの見解をまとめ、市議会に示していた。

 

財政運営はさらに厳しく

 小金井市が3月1日に市民交流センターを取得した後、これまで週2回(毎週月・火曜日)だった休館日が月2回(毎月第2・3火曜日)となるほか、広報誌が月1回全世帯に配布されるようになる。利用者の使い勝手が良くなる一方で、市民への財政負担は格段に高まる。
 指定管理者に支払う委託料が年間2億3100万円。コンサートなどの自主事業が4000万円から5000万円の規模で実施されるとは言え、旧公会堂の運営費の約1億2000万円程度と比べると1億円以上アップする。
 それに加えて借金(地方債)の支払いが最初の3年は年間4000万円台だが、その後は約1億9000万円に跳ね上がり、巨額の返済が17年続く。新しい文化施設の取得によって、小金井市は今後さらに厳しい財政運営を強いられそうだ。

賛否それぞれの理由

 取得議案に賛成した会派は自民党小金井(4人)、公明党(4人)、民主・社民(4人)、改革連合(1人)の計13人。一方、反対は、みどり・市民(5人)と日本共産党(4人)。市議会の定数は24人だが、現在欠員が1人。また、議長は採決に加わっていない。
 賛成した会派はその理由として①約10億円の社会資本整備総合交付金の交付を受ける手続きの期限が迫っている②取得価格は複数の不動産鑑定価格よりも安い③管理規約がなくても荷捌き駐車場などの利用が不可能となるとは考えられない、などと主張した。
 一方、反対した会派は①荷捌き駐車場の専用使用が確保されていない欠陥物件である②フェスティバルコートの一体利用ができなくなっている③引き渡しが大幅に遅れたにもかかわらず、価格が引き下げられていない④市の財政が厳しいなか、取得によって市民生活に関わる予算が犠牲になる、などの理由を挙げた。
 (賛成討論、反対討論に立った4議員の討論内容は下記のファイルをご覧ください)。 

◆賛成派

小林正樹議員の賛成討論.pdf
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露口哲治議員の賛成討論.pdf
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◆反対派

青木ひかる議員の反対討論.pdf
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森戸洋子議員の反対討論.pdf
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 11月8日(日)

  第73号の主な内容

(随時更新されます)

《市政の焦点》

■12月小金井市長選特集

☆白井とおる市議が立候補表明(2015年11月8日更新)

 

☆白井市議の立候補記者会見に40人以上の市民が参加(2015年11月8日更新)

 

☆4陣営の対決構図に 財政健全化への具体策が焦点(2015年11月8日更新)

 

≪酒好きのたわごと≫

その15 越後の酒と謙信(2015年10月17日更新)

  うれしいニュース!

 公益社団法人「全国学校図書館協議会」が発行している「としょかん通信」(中・高校生版)2015年6月号の《今月のブックトーク》に『まちの力 ひとの力 ――変える 試みる 小金井の人たち』がとりあげられました。

 1人でも多くの中学生、高校生にこの本を読んでもらえたら、と思います。感想文も送ってもらえると、とってもうれしいですね。

 以下にその部分を貼り付けました。筆者は、ほそえさちよさんという子どもの本の編集者だそうです。タイトルは、「生きるために つながる」。

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全体はこちらから
としょかん通信「今月のブックトーク」.pdf
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こがねいコンパスのインタビューシリーズ《変える 試みる 小金井の人たち》をまとめた本『まちの力 ひとの力』が図書出版クレインから刊行されています。ウェブ版では読めない、取材秘話などを明かす4本の「エピローグ」と、やまさき薫さんの素敵なイラスト付き。定価1500円+税です。市内の各書店でお買い求めください。クレインでも注文できます。

毎月第1・第3土曜日が定期発刊日です。こがねいコンパスは市民のための羅針盤を目指し、市民とともにつくる地域メディアです。ご意見・ご感想・情報提供などを、koganeicompass@gmail.comへおねがいします。

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