file5  ごみ減量を実践し、記録を続ける末包房子(すえかね・ふさこ)さん

 

 ごみ減量に取り組む小金井市民は少なくない。その代表選手の一人がこの人だろう。昨年(2011年)の1年間に、末包さんが出した「燃やすごみ」はわずか2回で、計2キロ!

 

 昨年11月には市主催のごみリサイクルをテーマにしたシンポジウムでは、日々の取り組みを発表した。普段の努力の根っこには、長く消費者問題に携わり、「行動する消費者にならなければ」との思いがあるという。こちらから。

 

◇2012年5月19日号(第6号)

給食民間委託で「拙速を反省」 稲葉市長が表明

実施方針は変えず


 小金井市の稲葉孝彦市長は5月16日夜開かれた「市民と市長のふれあいトーク」(公民館貫井南分館)で、今年9月から市内9つの公立小学校のうち5校で給食調理を民間委託(4校は当面直営維持)にする計画について、「進め方がやや拙速だったことを反省している」と述べ、今後慎重に進める考えを明らかにした。ただ民間委託そのものは「進めて行きたい」との姿勢は変えなかった。

 

 「ふれあいトーク」は、昨年12月の市長選挙で稲葉市長が返り咲きを果たして以降、市民と行なった最初の直接対話。小学校給食調理の民間委託が、市民に対して説明されたのはこれが初めて。学校給食の食材の放射能汚染などを懸念する保護者らから「小学校給食の民間委託を何の説明もなく進めるのであれば大変ショックだ。学校での民営化は安易で、なじまないのではないか」という質問が出された。

 

 稲葉市長は、「質を落としてまで民間委託という考えはない。問題はないと聞いている。労使でも長い期間話し合いを積み上げてきた」「一校で1000万円、合計で5000万円の節約効果が期待できる。これを教育予算に充て、充実を図りたい」と計画を進める方針を表明した。

 

 別の参加者が「中学での経験を教育委員会で平成19年度から検証し、これが小学校での導入の前提条件になっているようだ。しかし検証は、異物混入や調理員の着衣の乱れなど不適切な作業、人工調味料を使うなど味が落ちているという保護者や子供達の実際の声が反映されてない。前提条件が崩れると、『安かろう悪かろう』の民間委託になってしまう。教育長や担当の学務課長は調理の現場に出向いて実態を確認しているのか。子供の命が掛っている。行政としてもきちんと対処すべき問題だ」などと質した。


 さらに「6年前は直営か民間委託かという2者択一しか選択肢がなかったが、リーマンショック以降の新自由主義的手法の見直しで、例えば武蔵野市では中間的な『一般財団』というやり方で進めている。経費も削減し行革もできる上に、調理の伝統も継承できる。保護者も安心できるというやり方だ。武蔵野市の真似をする必要ないが、小金井市でも独自の方法を検討してみてはどうか」と聞いたが、稲葉市長からは前向きの答えは出なかった。

 

 他の参加者は「話の進め方がおかしい。学童保育の時もそうだったが、保護者に事前に説明がなく、時間がなくなって一方的に説明されても保護者は混乱するだけだ」と指摘。これに対して稲葉市長は「進め方が少し拙速だったかなと、反省している。保護者の理解が十分得られるようにきちんと説明していく」と応じた。ただ、今後どのように保護者に説明していくのかなど具体的な方法は明らかにしなかった。


 給食問題以外では、可燃ごみ処理体制や、市庁舎建て替え問題、放射能の測定機器の管理体制などで質疑が行われた。2時間10分ほどのトークには、市民ら約10数人と市長選で稲葉市長を支援した市議らが出席したが、参加者からは「市報以外ではなかなか開催が分からない」「参加者が少ないが、平日の夜ではサラリーマンは参加しにくいのが原因ではないか」「テーマを絞って進めるべきだ」などの声も聞かれた。

 

多くの市民が参加した初めての議会報告会=5月13日、萌え木ホールで
多くの市民が参加した初めての議会報告会=5月13日、萌え木ホールで

初めての「議会報告会」に市民約80人が参加

定数削減の公述人には4人が応募

 

 小金井市議会が、議員個人や党派としてではなく「市議会」として、議会審査の結果などを市民に報告する、初めての「議会報告会」が5月13日、市内の萌え木ホールで開かれた。今年度中の制定を目指す議会基本条例に議会報告会の開催を盛り込むことを視野に入れ、議会運営委員会(議運)が試行的に開いたもの。市民約80人が参加し、議会基本条例や議会報告会への関心の高さを示した。

 

  一方、5月29日に同じ議運が開く市議会の定数削減をめぐる公聴会の公述人には4人が応募したが、議会報告会に参加した市民の間からは「議会のあり方を定める議会基本条例の内容がまだ見えていない中で、定数削減について意見を示せと言われても・・・」といった困惑の声も出ている。

 

  5月13日の議会報告会は、野見山修吉議長と中根三枝副議長が司会を務め、議運メンバー6人がそれぞれ1人8分以内で報告した。報告内容は①市政方針に対する質疑の特徴(中山克己議員=会派は自民党小金井)②一般会計など予算関連(宮崎晴光議員=民主・社民)③議員提案と一般質問の主な特徴(森戸洋子議員=日本共産党)④国保税、介護保険料の条例改定案について(宮下誠議員=公明党)⑤請願・陳情の審査結果(漢人明子議員=みどり・市民)⑥ごみ処理問題について(渡辺大三議員=みどり・市民)。この報告を受けて、質疑・応答があり、参加した市民のうち22人が質問用紙に記入。渡辺議員が報告したごみ問題については「9人から20問ぐらい」の質問が寄せられた。

 

 参加した市民からは「もう少し生々しい報告を聴きたかったが、説明は分かりやすかった」(60代男性)」、「報告する議員の説明能力や理解力が垣間見えて良かった」(50代女性)との声が出ており、市民が市議会や議員の仕事ぶりを判断するるうえで重要な機会となりうる可能性を示した。

 

 5月29日に予定されている公聴会は、昨年8月に市民から出された「市議会議員定数の削減を求める陳情書」の審査をするためのもの。2月24日の議会運営委員会で「市民の政治に参加する権利の問題であり、この問題を議会だけで議論して良いのか」(森戸議員)という意見が大勢を占め、公聴会の開催を決めた。


 ただ、公聴会での公述人の応募を求める市のホームページでは、陳情書の内容は見ることができるものの、定数削減による財政効果や他市の状況、これまでの削減の経緯などといった、市民が定数削減について考えるためのデータはまったく掲載されていない。また、議会基本条例制定づくりが急ピッチで進む中、この問題との関連も説明されておらず、こうした事情から公聴会への関心が高まっていないとみられる。

 

 11月8日(日)

  第73号の主な内容

(随時更新されます)

《市政の焦点》

■12月小金井市長選特集

☆白井とおる市議が立候補表明(2015年11月8日更新)

 

☆白井市議の立候補記者会見に40人以上の市民が参加(2015年11月8日更新)

 

☆4陣営の対決構図に 財政健全化への具体策が焦点(2015年11月8日更新)

 

≪酒好きのたわごと≫

その15 越後の酒と謙信(2015年10月17日更新)

  うれしいニュース!

 公益社団法人「全国学校図書館協議会」が発行している「としょかん通信」(中・高校生版)2015年6月号の《今月のブックトーク》に『まちの力 ひとの力 ――変える 試みる 小金井の人たち』がとりあげられました。

 1人でも多くの中学生、高校生にこの本を読んでもらえたら、と思います。感想文も送ってもらえると、とってもうれしいですね。

 以下にその部分を貼り付けました。筆者は、ほそえさちよさんという子どもの本の編集者だそうです。タイトルは、「生きるために つながる」。

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全体はこちらから
としょかん通信「今月のブックトーク」.pdf
PDFファイル 5.3 MB

こがねいコンパスのインタビューシリーズ《変える 試みる 小金井の人たち》をまとめた本『まちの力 ひとの力』が図書出版クレインから刊行されています。ウェブ版では読めない、取材秘話などを明かす4本の「エピローグ」と、やまさき薫さんの素敵なイラスト付き。定価1500円+税です。市内の各書店でお買い求めください。クレインでも注文できます。

毎月第1・第3土曜日が定期発刊日です。こがねいコンパスは市民のための羅針盤を目指し、市民とともにつくる地域メディアです。ご意見・ご感想・情報提供などを、koganeicompass@gmail.comへおねがいします。

詳しくはイベントカレンダーのページをご覧ください。こちらから。

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 この人に聞く

脱原発社会への道筋を探る

民間の英知を結集して「脱原子力政策大綱」をまとめる「原子力市民委員会」の舩橋晴俊座長。

前編はこちらから。

後編はこちらから。

*船橋晴俊さんは2014年8月15日、くも膜下出血で急逝されました。ご冥福をお祈りするとともに、船橋さんの思いを少しでも多くの方に知って頂きたいと願っています。(編集長・佐藤和雄)

 

「敗北」を語る

民主党小金井支部幹事長

村山秀貴さん

前編はこちら

後編はこちら

 

イラクから問い続けてきたもの

映画監督・鎌仲ひとみさん

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