◇2012年4月21日号

多摩直下地震で小金井市の死者数倍増

東京都の新たな被害想定

多摩直下地震の震度分布(東京都の報告書から)。小金井市はかなりの地域に「6強」が広がる
多摩直下地震の震度分布(東京都の報告書から)。小金井市はかなりの地域に「6強」が広がる
小金井市域の拡大図
小金井市域の拡大図

 

 東京都が4月18日に発表した「首都直下地震などによる東京都の被害想定」で、小金井市では多摩直下地震の死者数が前回想定(2006年)の33人から64人へとほぼ倍増していることが分かった。その半数以上が建物火災によるとされており、今後こうした想定を踏まえた対策が求められる。


 東京都は東日本大震災を踏まえ、2006年5月に発表した「首都直下地震による東京の被害想定」を全面的に見直した。想定の対象とした地震は①ある程度切迫していると考えられている東京湾北部地震(マグニチュード=M=7・3)②多摩地域に甚大な被害をもたらすとみられる多摩直下地震(M7・3)③津波を引き起こす恐れのある海溝型の関東地震(M8・2)④活断層で発生する立川断層帯地震(M7・4)の4つ。


 このうち小金井市で最も大きな人的被害が発生するのは、多摩直下地震。冬の午後6時、風速が毎秒8メートルという想定で、死者数は64人。原因別にみると、建物火災が最も多く35人。ついで揺れによる建物倒壊被害が28人とされた。負傷者は697人発生するとみられ、その原因は建物被害が最も多く552人に上る。就寝中の人が多い午前5時の想定では、死者数は52人だが、負傷者は886人に膨れ上がっている。このうち858人が建物被害によると分析された。


 前回調査よりも今回の被害想定が大きくなった理由として、東京都の報告書は「フィリピン海プレートの深さ分布に関し、プレート上面が従来の想定より浅かったという新しい知見をとり入れて検証した結果、震度7の地域が発生するとともに、震度6強の地域が多摩の約4割に広がった」と説明している。

 

 

東京都全体での被害(冬の午後6時、風速毎秒8メートルの想定)
東京都全体での被害(冬の午後6時、風速毎秒8メートルの想定)


 小金井市で多摩直下地震に次いで人的被害が大きいとされたのは、今回初めて被害想定が発表された立川断層帯地震。冬の午後6時、風速毎秒8メートルの想定で、死者数は46人。負傷者数は611人。午前5時の想定では死者数は46人で同じだが、負傷者数は861人と増えている。


 ゆれ・液状化・急傾斜地崩壊による建物被害をみると、多摩直下地震での被害が最も多く、小金井市では725棟が全壊、2515棟が半壊すると想定された。次いで多いのが立川断層帯地震の場合で、645棟が全壊、2571棟が半壊する。東京湾北部地震では、全壊は224棟、半壊は1879棟。関東地震(1703年の元禄関東地震を想定)では、全壊は205棟、半壊は1756棟とされた。

 

 東京都が示した新しい被害想定に対し、小金井市の大澤秀典・危機管理担当部長兼地域安全課長は「前回の想定よりも被害が増えていることは認識している。これからデータを検証し、11月に修正される予定の東京都の地域防災計画にあわせて、小金井市の地域防災計画を修正したい。ただ、被害を減らすという減災目標や、防災・減災対策としてやっていく内容はさほど変わらないだろう」と述べている。

 小金井市の2012年度の当初予算には、地域防災計画を修正する関係費用が盛り込まれていないことや、他の自治体の動向なども踏まえ、計画修正は2013年度となる公算が高そうだ。

 11月8日(日)

  第73号の主な内容

(随時更新されます)

《市政の焦点》

■12月小金井市長選特集

☆白井とおる市議が立候補表明(2015年11月8日更新)

 

☆白井市議の立候補記者会見に40人以上の市民が参加(2015年11月8日更新)

 

☆4陣営の対決構図に 財政健全化への具体策が焦点(2015年11月8日更新)

 

≪酒好きのたわごと≫

その15 越後の酒と謙信(2015年10月17日更新)

  うれしいニュース!

 公益社団法人「全国学校図書館協議会」が発行している「としょかん通信」(中・高校生版)2015年6月号の《今月のブックトーク》に『まちの力 ひとの力 ――変える 試みる 小金井の人たち』がとりあげられました。

 1人でも多くの中学生、高校生にこの本を読んでもらえたら、と思います。感想文も送ってもらえると、とってもうれしいですね。

 以下にその部分を貼り付けました。筆者は、ほそえさちよさんという子どもの本の編集者だそうです。タイトルは、「生きるために つながる」。

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全体はこちらから
としょかん通信「今月のブックトーク」.pdf
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こがねいコンパスのインタビューシリーズ《変える 試みる 小金井の人たち》をまとめた本『まちの力 ひとの力』が図書出版クレインから刊行されています。ウェブ版では読めない、取材秘話などを明かす4本の「エピローグ」と、やまさき薫さんの素敵なイラスト付き。定価1500円+税です。市内の各書店でお買い求めください。クレインでも注文できます。

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脱原発社会への道筋を探る

民間の英知を結集して「脱原子力政策大綱」をまとめる「原子力市民委員会」の舩橋晴俊座長。

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「敗北」を語る

民主党小金井支部幹事長

村山秀貴さん

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イラクから問い続けてきたもの

映画監督・鎌仲ひとみさん

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