2014年9月6日更新

動き出す南口第2地区再開発

フェスティバルコート南側の景観は・・・

こんな景観に

(小金井市・生活者ネットワーク提供のイメージパース。作成はNPOグリーンネックレス建築デザイン室)
(小金井市・生活者ネットワーク提供のイメージパース。作成はNPOグリーンネックレス建築デザイン室)

市が再開発事業を都市計画決定

住民投票の直接請求には3倍もの署名

 JR中央線武蔵小金井駅の南口で、市民交流センターの南側にあたる1・8ヘクタールの地域(南口第2地区)の再開発事業が本格的に動き出す。小金井市は8月21日に「武蔵小金井駅南口第2地区第一種市街地再開発事業」の内容とそれに伴う都市計画変更を決定した。一方、小金井市の財政が危機的な状況で、この再開発事業に多額の補助金が投入されることへの批判は根強い。反対派でつくる市民団体は、補助金投入の是非を問う住民投票の実施を求め、条例制定のための直接請求署名運動を市内全域で展開。署名は必要数の3倍にあたる約5800筆が集まったという。


 南口第2地区の再開発事業は、地権者でつくる再開発組合が事業主体になる「組合施行」の方式で進められており、現在は「武蔵小金井駅南口第2地区市街地再開発準備組合(星野治衛理事長)」の段階。


 再開発事業では、地上27階と地上19階の高層マンションが2棟建設され、680戸の住宅にあてられる。1階から4階までは商業施設で、準備組合によれば1・2階は物販や飲食店が中心。3・4階は保育所などの子育て支援施設、カルチャー施設、クリニックなどが配置される予定だ。


 総事業費は384億円。投入される補助金の額は確定していないが、現時点では60億円と見込まれ、このうち小金井市負担は15億円と説明されている。残りの324億円は再開発で生み出される「保留床」の売却によってまかなわれる計画だ。

 

 稲葉孝彦市長は8月6日の市議会建設環境委員会で「住宅棟は(デベロッパーから)かなりの人気があると聞いている。準備組合も事業者もそんなに心配するような状況ではない」と述べ、事業性については不安がない点を強調した。


 さらに「南口第1地区では約3億円の税収増がある。1地区の(住宅棟である)プラウドタワーは200戸だったが、今回は680戸を計画している。さらに商業床も2万平方メートルなので、(税収効果は)第1地区を大きく上回るのではないか。今回の補助金は単なる補助金ではなく、市が投資するものだと考えている。これによって安定した税収を得ることになり、市民サービスにつながる」と述べた。


 準備組合が発行しているニュースでは、税収効果について「固定資産税などの税収増により完成後5年後には(投入した補助金を)回収できるという結果が得られている」と説明している。


 準備組合は2015年に本組合を設立。2016年度の権利変換計画認可を経て、2017年度から現存する建物の解体と本体工事に着手し、2019年度の工事完了を目指している。


 一方、直接請求成立を受けた住民投票の条例案は、10月の臨時議会に提出され、審議される運びだ。必要数の3倍もの署名数が集まったものの、市議会で議案の可否を左右するキャスティングボートを握る民主党(2議席)が再開発事業に賛成する姿勢を示しているため、条例案の可決は厳しい状況とみられる。


2014年9月6日更新

評議員会はなくても同じ?

「不承認」された道路用地を取得

小金井市土地開発公社

 小金井市土地開発公社(理事長・川上秀一副市長)が、重要案件について諮問される評議員会の「不承認」を無視する形で、道路用地の売買契約を結び、大きな問題となっている。稲葉孝彦市長は9月6日の市議会本会議で、緊急の市長報告という形で「小金井市土地開発公社の事務執行により、議会の進行に影響が生じたことについてお詫び申し上げます」と謝罪した。評議員会は公社の定款で「適正な運営を図るため」に設けられているが、用地取得などの重要案件を評議員会に諮問する前に理事会で議決する慣行となっており、事実上ないがしろにされていた実態が明らかになった。


 小金井市土地開発公社は、「公有地の拡大の推進に関する法律」に基づき、事業に必要な土地を先行取得するため、小金井市が設立した。評議員会を構成する評議員は16人以内で、理事会の推薦を受けて理事長が委嘱する。評議員16人の全員が市議となっている。


  問題となった用地取得は、JR中央線東小金井駅の東側を南北に走る予定の都市計画道路「3・4・8号線」を整備するためのもの。8月28日に評議員会が開催され、理事長が用地取得と資金借り入れについて諮問したところ、7対8の賛成少数で「不承認」になった。しかし、評議員会が不承認の判断を下した直後に、公社の理事会メンバーではない稲葉市長から「土地の取得はこのまま進めます」との通告が評議員にあり、翌29日にその土地の売買契約が結ばれたという。


 公社の理事長である川上副市長は9月6日の本会議で、(1)8月18日に公社の理事会を開催し、土地取得と資金借り入れを議決した(2)8月28日の評議員会で「不承認」となったため、評議員会終了後に市長に報告し、協議した――との経緯を説明。そのうえで「すでに議決機関である理事会の議決を得ていたので、契約を行わないとする選択肢はなく、仮に契約締結が延期された場合には公社への信頼感の喪失につながり、改めて用地取得交渉を再開することは極めて困難であると判断した」と述べた。


 小金井市土地開発公社の定款では、「理事長が公社の運営上重要と認める事項」を評議員会に諮問すると定められている。しかし、副市長や担当部長の答弁によれば、評議員会に諮問するより前に理事会で議決することが慣例となっており、評議員会での諮問と審議は形式的なセレモニーという位置づけになっていた実態が明らかになった。


 評議員には報酬も払われており、小金井市土地開発公社の運営のあり方をめぐって今後も論議となりそうだ。


 11月8日(日)

  第73号の主な内容

(随時更新されます)

《市政の焦点》

■12月小金井市長選特集

☆白井とおる市議が立候補表明(2015年11月8日更新)

 

☆白井市議の立候補記者会見に40人以上の市民が参加(2015年11月8日更新)

 

☆4陣営の対決構図に 財政健全化への具体策が焦点(2015年11月8日更新)

 

≪酒好きのたわごと≫

その15 越後の酒と謙信(2015年10月17日更新)

  うれしいニュース!

 公益社団法人「全国学校図書館協議会」が発行している「としょかん通信」(中・高校生版)2015年6月号の《今月のブックトーク》に『まちの力 ひとの力 ――変える 試みる 小金井の人たち』がとりあげられました。

 1人でも多くの中学生、高校生にこの本を読んでもらえたら、と思います。感想文も送ってもらえると、とってもうれしいですね。

 以下にその部分を貼り付けました。筆者は、ほそえさちよさんという子どもの本の編集者だそうです。タイトルは、「生きるために つながる」。

写真をクリックすると大きくなります
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全体はこちらから
としょかん通信「今月のブックトーク」.pdf
PDFファイル 5.3 MB

こがねいコンパスのインタビューシリーズ《変える 試みる 小金井の人たち》をまとめた本『まちの力 ひとの力』が図書出版クレインから刊行されています。ウェブ版では読めない、取材秘話などを明かす4本の「エピローグ」と、やまさき薫さんの素敵なイラスト付き。定価1500円+税です。市内の各書店でお買い求めください。クレインでも注文できます。

毎月第1・第3土曜日が定期発刊日です。こがねいコンパスは市民のための羅針盤を目指し、市民とともにつくる地域メディアです。ご意見・ご感想・情報提供などを、koganeicompass@gmail.comへおねがいします。

詳しくはイベントカレンダーのページをご覧ください。こちらから。

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小金井市のイベント情報は、小金井市地域情報サイトのさきナビでも見ることができます。バナーをクリックしてください。

 この人に聞く

脱原発社会への道筋を探る

民間の英知を結集して「脱原子力政策大綱」をまとめる「原子力市民委員会」の舩橋晴俊座長。

前編はこちらから。

後編はこちらから。

*船橋晴俊さんは2014年8月15日、くも膜下出血で急逝されました。ご冥福をお祈りするとともに、船橋さんの思いを少しでも多くの方に知って頂きたいと願っています。(編集長・佐藤和雄)

 

「敗北」を語る

民主党小金井支部幹事長

村山秀貴さん

前編はこちら

後編はこちら

 

イラクから問い続けてきたもの

映画監督・鎌仲ひとみさん

こちらから

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 『こがねいコンパス』は、小金井市政や小金井の人たちが関心をもつテーマを分かりやすくお伝えするインターネット新聞です。市民団体「こがねいコンパス編集部」が発刊しています。

 

 『コンパス』は、羅針盤を意味します。辞書によれば原義は「ともに歩くこと」です。市民が市政をより深く理解するための一助となり、よりよい小金井市政のあり方を考えるときの羅針盤でありたい。市民のみなさんと一緒に歩んでいきたい。そんな思いを込めています。

 

 

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