NEW! 2013年10月5日更新

今年度の待機児童解消方針

緊急的な対策は盛られず

保育サービス量は都下で最低水準に

 保育園に入所できない待機児童問題をめぐり、小金井市の2013年度(平成25年度)の「待機児童解消方針」が明らかになった。主な解消策としては①市立けやき保育園の定員を来年4月に19人増加②来年4月にJR中央線高架下に60人規模の認証保育所の新設――が柱となっている。ただ、この2つは前年の2012年度待機児童解消方針にすでに盛られていたもの。小金井市では待機児童の状況が多摩地域で最悪となりながら、緊急的な対策を示すことができないでいる。

 

 小金井市では、今年4月1日時点で認可・認可外を問わず、どの保育施設にも入ることができない待機児童は188人。前年度より50人増え、未就学児童数に占める比率では多摩地域でワースト1位となった。

 

 小金井市の子ども家庭部が9月12日の市議会厚生文教委員会に「2013年度待機児童解消方針」について報告した。提出された資料によると、待機児童の大幅増加の理由については「就学前人口が特段急増しているとはいえない状況の中、平成25年度の応募者数が704人となり、平成24年度と比べて104人と大幅に増加した」と説明している。

 

 しかし、東京都のまとめによれば、就学前児童数が多摩地域の26市で前年度より増えた市は小金井市を含めて9市だけ。小金井市では121人増えており、増加人数は調布、武蔵野、小平、国分寺市に続いて多い。待機児童の増加には、就学前人口の増加傾向などをきちんと把握できていなかったことも響いているようだ。

 

 また、2013年度の待機児童解消方針では、東京学芸大学の「学芸の森保育園」(現在定員30人)を今年12月から定員40人規模の認証保育所に移行する施策が新たに追加された。けやき保育園、学芸の森保育園の定員増とJR中央線高架下の認証保育園の新設によって、保育施設の定員は89人増えることになるが、188人の待機児童をすべて解消するにはほど遠い。

 

 今年4月1日時点で、認可保育園と認可外の保育施設などの保育サービスを利用している児童数は小金井市で1697人で、就学前児童数に占める割合は30.8%。東京都下全域でのこの割合は36.0%。また、多摩26市平均では36・6%となっており、小金井市はこの水準と比べて6ポイント近い開きがある。

 かりに多摩26市平均と同じ水準の保育サービス量を提供するとなると、317人の定員増を実現しなければならない。逆に言えば、多摩26市平均と同じ水準の保育サービスの定員を確保していれば、待機児童は生まれていないことになる。

 

 11月8日(日)

  第73号の主な内容

(随時更新されます)

《市政の焦点》

■12月小金井市長選特集

☆白井とおる市議が立候補表明(2015年11月8日更新)

 

☆白井市議の立候補記者会見に40人以上の市民が参加(2015年11月8日更新)

 

☆4陣営の対決構図に 財政健全化への具体策が焦点(2015年11月8日更新)

 

≪酒好きのたわごと≫

その15 越後の酒と謙信(2015年10月17日更新)

  うれしいニュース!

 公益社団法人「全国学校図書館協議会」が発行している「としょかん通信」(中・高校生版)2015年6月号の《今月のブックトーク》に『まちの力 ひとの力 ――変える 試みる 小金井の人たち』がとりあげられました。

 1人でも多くの中学生、高校生にこの本を読んでもらえたら、と思います。感想文も送ってもらえると、とってもうれしいですね。

 以下にその部分を貼り付けました。筆者は、ほそえさちよさんという子どもの本の編集者だそうです。タイトルは、「生きるために つながる」。

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