2013年9月26日更新

議会基本条例の制定 2015年9月までに

市議会会派がようやく合意

 小金井市議会は9月25日、前年度中に制定ができなかった議会基本条例について「2年以内の制定を目指す」ことで合意した。条例案作りのために「小金井市議会基本条例策定代表者会議」を設置し、全ての会議を公開し、インターネットで中継することでも一致した。

 

 議会基本条例をいつまでに制定するかについては、市民から「遅くとも2014年度末までの制定」を求める陳情が出ている。こうしたことも踏まえ、議員任期の前半である「2014年度末まで」を主張する会派と、それ以上の期間を求める会派で対立し、最終的には2年以内の2015年9月末までを目指すということで折り合った。

 

 議会基本条例策定代表者会議の下には、二つの作業部会と広報部会が設置される。それぞれの部会をどのように公開するかについては、会派内での協議が必要との理由から決まらなかった。

2013年9月21日更新

貫井北センターが来年4月にオープン

管理・運営経費に年8000万円

市が設立支援のNPO法人に委託へ

貫井北町センターの完成予想図(実施設計概要版から)
貫井北町センターの完成予想図(実施設計概要版から)

 

 来年4月にオープンする「(仮称)貫井北町地域センター」(貫井北町1丁目)の運営が、市役所が設立を支援するNPO法人に委ねられることになった。市の公共施設が、市役所が事実上立ち上げたNPO法人によって委託運営されるのは今回が初めて。市当局は①市民の身近な要望にあった事業が期待できる②運営経費が直営と比べてて2000万円から2500万円程度削減される、といった効果を強調する。公共施設運営の新たな試みだけに注目度は高いが、NPO法人の設立から開館まで8か月足らずしかなく、準備期間不足を不安視する声も上がっている。

 

 「(仮称)貫井北町地域センター」は、小金井市では地域住民の生涯学習の拠点となる4番目の地域センター。1740平方㍍の敷地に鉄筋コンクリート造りの2階建てで、1階に図書館分室、2階に公民館分館が入る。1階の広さは984平方㍍で、そのうち事務所を除く図書館の開架室面積は約600平方㍍。図書館本館(679平方㍍)よりもやや狭いが、他の東分室(190平方㍍)、緑分室(200平方㍍)、西之台図書室(55平方㍍)と比べると、3倍から10倍程度広い。

1階の図書館分室の見取り図(同)
1階の図書館分室の見取り図(同)

 また、公民館分館となる2階(1126平方㍍)には、100平方㍍規模の「北町ホール」が設けられており、集会のほかに演劇、ダンスなどもできるよう設計されている。このほか中高生の居場所づくりのための「若者コーナー」、電気楽器の演奏に対応できる「スタジオ」、絵画や陶芸、工作のための「創作室」、調理が可能な「生活室」など、使用目的に合わせた多彩な部屋が用意されている。

 

 延べ床面積でみても、2125平方㍍の貫井北町地域センターは、他の貫井南センター(1112平方㍍)、東センター(1210平方㍍)、緑センター(1531平方㍍)よりも1・4倍から1・9倍ほど大きい規模だ。

2階の公民館分館(同)
2階の公民館分館(同)

 このため建設費だけでも今年度予算に約7億円が計上されているほか、書籍8500冊の購入に1800万円が充てられている。

 

 開館後は、光熱費と清掃や修繕を含む施設管理費だけで毎年2280万円程度がかかると試算されている。これに加えてNPOへの運営委託料が概算で5500万円と見積もられている。建設費に充てた6億円近い地方債の借金返済を別にしても、管理・運営経費だけで新たに毎年8000万円近い財源が必要となる。「危機的な財政状況」に陥っている小金井市としては、これまで以上に財政運営の厳しさが増すことを意味している。

 

 一方、市役所の支援によって発足し、運営をになうNPO法人は「市民の図書館・公民館こがねい」(認証を申請中)。8月10日に設立総会が開かれ、すでに理事長、副理事長2人、理事21人、監事2人という役員体制が固まっている。

 

 市側の説明によれば、実際に運営の実務を担当するのはNPO法人が採用する職員で、図書館13人、公民館4人、事務局2人の計19人と想定されている。理事は無報酬。生涯学習に関心の高い市民らが集まったNPO法人が運営することで、図書館分室の開館日・開館時間の大幅な拡大など、「柔軟性にとんだきめ細やかなサービスを提供してもらえるのでは」という期待が高まっている。

 

 ただ、貫井北町地域センターの運営をNPO法人に委託するという運びは、小金井市政で初めての試みにも関わらず、極めて慌ただしいスケジュールで進められてきた。NPO法人への委託方針を市教委と市長部局が正式に決定したのが今年7月26日。NPO法人の設立発起人会が8月3日で、多くの市民が知らないままの状態で進められた。

 

 加えて、公共施設の運営をになわせるNPO法人の設立に対し、《市がどこまで、どのように支援するか》についての明確な指針や基準が示されておらず、説明を受ける市議会側を当惑させている。

 

 9月19日の市議会本会議では、「市民の図書館・公民館こがねい」に対し、「早期自立に要する経費を補助する」という名目で、NPO法人としての各種規定を整備するためなどに、107万円余りの補助金を支出する補正予算が追加提案されたが、その内容をめぐって市議から疑問が続出し、予算委員会への付託が持ち越された。

 

2013年9月21日更新

大規模地震時の地域危険度

小金井市では本町1・3丁目が「3」に

東京都が公表  

 東京都は9月17日、大規模地震が起きた際のそれぞれの地域の危険性を5段階で示す「地域危険度」を公表した。都内の市街化区域5133町丁目について、家屋の倒壊と火災の発生や延焼の危険性を調べた。調査は5年置きに実施され、7回目となる今回は、災害時の避難や消火・救援活動の難しさを加味した危険度も測定。小金井市ではこの「総合危険度」で、本町1丁目と3丁目が危険度ランクでは上から3番目にあたる「3」に該当し、残りの地域はそれより低い「1」か「2」だった。

 

 地域危険度は、被害想定とは異なり、特定の地震を想定せず、すべての町丁目の直下の地盤で同じ強さの揺れが生じた場合の危険性を調べている。

 

 「建物倒壊危険度」は、地域の建物の耐震性と地盤について調べた。災害時の活動の難しさを加味した建物倒壊危険度は、小金井市では本町3丁目だけがランク「3」となった。

 

 危険度が最も低いランク「1」は、梶野町1丁目、梶野町5丁目、桜町2丁目、桜町3丁目、関野町1丁目、中町2丁目、貫井北町2丁目、貫井北町3丁目、貫井北町4丁目、本町5丁目、本町6丁目、前原町5丁目、緑町1丁目の13地域。残りの地域はランク「2」。

オレンジが危険度「3」
オレンジが危険度「3」

 また、「火災危険度」は、世帯や事業所の分布から出火の危険性を調べ、それに地域の建物の密集度から延焼の危険性を掛け合わせたもの。

 

 同じく災害時の活動の難しさを加味した火災危険度では、中町3丁目、貫井南町5丁目、東町2丁目、東町5丁目、本町1丁目、本町2丁目、本町3丁目、本町4丁目、前原町2丁目、緑町3丁目の10地域がランク「3」だった。建物倒壊危険度よりも、火災危険度の方が「3」が広範囲に広がっている。

 

 逆にもっとも低いランク「1」は、梶野町1丁目、梶野町5丁目、桜町2丁目、桜町3丁目、関野町1丁目、関野町2丁目、貫井北町2丁目、貫井北町3丁目、貫井北町4丁目、貫井南町2丁目、本町6丁目、緑町1丁目の12地域。残る地域はランク「2」。

 

 こうした建物倒壊と火災の危険度をあわせた総合危険度では、本町1丁目と3丁目がランク「3」。

 

 もっとも低いランク「1」は、梶野町1丁目、梶野町5丁目、桜町2丁目、桜町3丁目、関野町1丁目、関野町2丁目、中町2丁目、貫井北町2丁目、貫井北町3丁目、貫井北町4丁目、本町6丁目、緑町1丁目の12地域。残る地域はランク「2」だった。

 

 

 東京都は、「災害時活動困難度を考慮した総合危険度の高い地域は、建物の建て替えによる耐震性の向上や不燃化をはかるとともに、道路、公園などの整備を進めるなど、周辺町丁目も含めて、様々な震災対策を重層的、総合的に進めていく必要がある」と指摘している。小金井市の地域の危険度をより下げるために、ランク「3」の地域の整備が求められることになる。

 

 *小金井市内の危険度は、下表を参照(クリックすると拡大します)

 

 11月8日(日)

  第73号の主な内容

(随時更新されます)

《市政の焦点》

■12月小金井市長選特集

☆白井とおる市議が立候補表明(2015年11月8日更新)

 

☆白井市議の立候補記者会見に40人以上の市民が参加(2015年11月8日更新)

 

☆4陣営の対決構図に 財政健全化への具体策が焦点(2015年11月8日更新)

 

≪酒好きのたわごと≫

その15 越後の酒と謙信(2015年10月17日更新)

  うれしいニュース!

 公益社団法人「全国学校図書館協議会」が発行している「としょかん通信」(中・高校生版)2015年6月号の《今月のブックトーク》に『まちの力 ひとの力 ――変える 試みる 小金井の人たち』がとりあげられました。

 1人でも多くの中学生、高校生にこの本を読んでもらえたら、と思います。感想文も送ってもらえると、とってもうれしいですね。

 以下にその部分を貼り付けました。筆者は、ほそえさちよさんという子どもの本の編集者だそうです。タイトルは、「生きるために つながる」。

写真をクリックすると大きくなります
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全体はこちらから
としょかん通信「今月のブックトーク」.pdf
PDFファイル 5.3 MB

こがねいコンパスのインタビューシリーズ《変える 試みる 小金井の人たち》をまとめた本『まちの力 ひとの力』が図書出版クレインから刊行されています。ウェブ版では読めない、取材秘話などを明かす4本の「エピローグ」と、やまさき薫さんの素敵なイラスト付き。定価1500円+税です。市内の各書店でお買い求めください。クレインでも注文できます。

毎月第1・第3土曜日が定期発刊日です。こがねいコンパスは市民のための羅針盤を目指し、市民とともにつくる地域メディアです。ご意見・ご感想・情報提供などを、koganeicompass@gmail.comへおねがいします。

詳しくはイベントカレンダーのページをご覧ください。こちらから。

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小金井市のイベント情報は、小金井市地域情報サイトのさきナビでも見ることができます。バナーをクリックしてください。

 この人に聞く

脱原発社会への道筋を探る

民間の英知を結集して「脱原子力政策大綱」をまとめる「原子力市民委員会」の舩橋晴俊座長。

前編はこちらから。

後編はこちらから。

*船橋晴俊さんは2014年8月15日、くも膜下出血で急逝されました。ご冥福をお祈りするとともに、船橋さんの思いを少しでも多くの方に知って頂きたいと願っています。(編集長・佐藤和雄)

 

「敗北」を語る

民主党小金井支部幹事長

村山秀貴さん

前編はこちら

後編はこちら

 

イラクから問い続けてきたもの

映画監督・鎌仲ひとみさん

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 『コンパス』は、羅針盤を意味します。辞書によれば原義は「ともに歩くこと」です。市民が市政をより深く理解するための一助となり、よりよい小金井市政のあり方を考えるときの羅針盤でありたい。市民のみなさんと一緒に歩んでいきたい。そんな思いを込めています。

 

 

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