2013年7月6日更新

「市民に不信感を与えた」

賛成議員も苦言

給食調理の委託予算が可決  市議会

 

小金井市内の小学校5校の給食調理を民間に委託する費用7795万円を含む補正予算が6月26日の市議会本会議で可決された。市民参加条例で、重要な政策を決定する前の段階で市民に十分な説明をする「市の責務」を定めており、市教委が民間委託について保護者らに「すでに決定したこと」などと説明していたことが、条例に違反しているのではないかと問題視されたが、市長与党会派に加え、民主、みんなの党・刷新の会が賛成した。

 

賛成したのは自民(5人)、公明(4人)、改革連合(1人)、民主(2人)とみんなの党・刷新の会(2人)の計14人。反対したのは共産(4人)、生活者ネット(2人)のほか、1人会派の斎藤康夫、片山薫、白井亨の各議員で計9人。

 

本会議での賛成討論で、鈴木成夫議員は民主党会派を代表し、「保護者への説明会では、保護者から『説明不足』『拙速』との声が出ていた。説明会が不安の解消につながっているとは言い難い。しかし、職員数の適正化により、職員数が減少するなかで、給食調理業務の職員態勢が厳しいものになり、職場を取り巻く環境の変化が指摘されているのも事実」と述べた。自治労系職員団体が市当局との交渉で、民間委託を受け入れたことを踏まえた判断とみられる。

 

一方、白井亨議員は反対討論で「今回の給食調理業務の見直しには賛成の立場だった。(現業職の)退職不補充の方針を掲げるなかでは、現場の職員を考えると今の態勢を続けられないし、小金井市行政は行革をもっと進める必要がある。しかし、説明会に参加して最終的に賛成してはだめだとの判断に至った。今回の進め方に納得してない保護者の声が多く、この進め方が市民参加条例の第4条に則っていないのではないかという疑念がぬぐえない」と述べた。

 

小金井市市民参加条例は第4条で「市は、市民に対し、適切な時期に、市の政策立案、その決定、実施の理由及び内容、その内容を具体化する手段及び市の政策実施の評価並びに市民参加の方法について、市民に分かりやすい方法で十分に説明する責務を負う」と定めている。市が作成した「手引き」では、「適切な時期」について「当然のことですが、その説明は市の意思決定の前に行われるべきで、実行と並行することは想定していません」と解説している。

 

一方、今回の保護者らへの説明会では、配布資料で「9月から小学校給食調理業務について5校民間委託を市として推進することとしました」と記述しているほか、口頭でも「決まったこと」などと説明していた。白井議員はこの点を重視したものだ。

 

また、賛成したみんなの党・刷新の会の百瀬和浩議員も討論で「今回の民間委託の進め方は市民に不信感を与えた。職員との協議にかけた2年半の時間と、市民説明にかけた半月の時間の隔たりの大きさは、そのまま市民の不信感の大きさに等しいと感じる」と厳しく批判した。

 

◆関連陳情4本が採択
給食調理の委託問題に絡んで、保護者から出ていた6本の陳情のうち、「市民参加による学校給食の指針の実施プラン検討委員会の設置を求める陳情」「小学校給食調理業務民間委託について、十分な情報公開と説明を求める陳情」「小学校給食調理業務の民間委託化のプロポーザルに関する陳情」「給食調理業務において直営職員と委託先職員の交流を求める陳情」の4本が採択された。

 

残る「『おいしくて安全な給食のまち』宣言を求める陳情」「学校給食の『新しい経営方法』の検討に財団法人設立を加えていただくことを求める陳情」は継続審議となった。

 11月8日(日)

  第73号の主な内容

(随時更新されます)

《市政の焦点》

■12月小金井市長選特集

☆白井とおる市議が立候補表明(2015年11月8日更新)

 

☆白井市議の立候補記者会見に40人以上の市民が参加(2015年11月8日更新)

 

☆4陣営の対決構図に 財政健全化への具体策が焦点(2015年11月8日更新)

 

≪酒好きのたわごと≫

その15 越後の酒と謙信(2015年10月17日更新)

  うれしいニュース!

 公益社団法人「全国学校図書館協議会」が発行している「としょかん通信」(中・高校生版)2015年6月号の《今月のブックトーク》に『まちの力 ひとの力 ――変える 試みる 小金井の人たち』がとりあげられました。

 1人でも多くの中学生、高校生にこの本を読んでもらえたら、と思います。感想文も送ってもらえると、とってもうれしいですね。

 以下にその部分を貼り付けました。筆者は、ほそえさちよさんという子どもの本の編集者だそうです。タイトルは、「生きるために つながる」。

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全体はこちらから
としょかん通信「今月のブックトーク」.pdf
PDFファイル 5.3 MB

こがねいコンパスのインタビューシリーズ《変える 試みる 小金井の人たち》をまとめた本『まちの力 ひとの力』が図書出版クレインから刊行されています。ウェブ版では読めない、取材秘話などを明かす4本の「エピローグ」と、やまさき薫さんの素敵なイラスト付き。定価1500円+税です。市内の各書店でお買い求めください。クレインでも注文できます。

毎月第1・第3土曜日が定期発刊日です。こがねいコンパスは市民のための羅針盤を目指し、市民とともにつくる地域メディアです。ご意見・ご感想・情報提供などを、koganeicompass@gmail.comへおねがいします。

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イラクから問い続けてきたもの

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