2013年4月16日更新

小学校5校の給食調理を民間委託

市役所の労使で合意  9月から実施

 小金井市の稲葉孝彦市長と自治労小金井市職員組合が、市内の9つの小学校のうち5校の給食調理を9月から民間業者に委託することで合意し、覚書を交わした。給食調理の民間委託問題は2年半に及ぶ労使協議を経て、4月12日の団体交渉で合意したという。労使合意を受けて、6月に開かれる市議会定例会に関連の補正予算が提出される見通しだ。

 

 4月15日付けの職員組合の機関紙「日刊おはよう」が伝えた。それによると、覚書で示された合意内容は(1)小学校9校のうち5校を民間委託とし、4校は直営とする(2)直営校の運営のありかたと小金井市の給食の質の維持向上については別途協議をする(3)覚書に疑義が生じた場合は労使双方が誠意をもって別途協議する――の3点。

 

 民間委託の対象となる5校がどこになるかは現時点では明らかにされていない。

 

 小学校給食調理の民間委託は2010年5月に策定された第3次行財政改革大綱に「小学校給食業務の見直し」として実施項目の一つに挙げられていた。また、東京都による指導や厳しい財政状況から、小金井市は「給食調理員の採用は非常に困難な状況」として、調理員の新規採用を見送ってきた。この結果、「非常勤嘱託職員の増加による給食調理業務の運営は、現場の負担を考えると限界」と述べ、4校については「当面の間、直営を基本」とするが、5校の民間委託化を組合側に提案していた。

 

 職員組合の機関紙によれば、4月上旬に給食調理員全体で検討し、「業務をこのままの不安定な人員で維持することは困難」と判断し、市長側の提案に合意したという。

 

2013年4月6日更新

市議会のネット中継

市民と市職員に大きな温度差

アンケート結果で明らかに

グラフ1 クリックすると拡大します
グラフ1 クリックすると拡大します

 2011年12月から小金井市議会が試行的に実施しているユーストリーム中継に関するアンケート結果が明らかになった。市議選前の2012年11月から12月にかけて市民、議員、職員を対象に行われ、アンケートに応じた市民全員が今後も中継・配信を求めた。これを受けて議会運営委員会は3月4日に今後もユーストリーム中継を実施する見解を表明したが、「今後も配信した方が良い」という回答は議員では70%、職員では30%にとどまっており、市民との温度差が際立っている。

 

 

グラフ2 クリックすると拡大します
グラフ2 クリックすると拡大します

 インターネット配信についてのそれぞれの評価は、グラフ2の通り。

 

 市民からは自由回答のなかで、「傍聴に行けずとも議論の経過や内容をタイムリーに知ることができるため、重宝しています」「後から視聴することも可能なので、平日昼間に時間がない市民にも大変ありがたいです」「移動が困難な方々(小さい子を抱える主婦や、体力的に移動が楽でない方)でも傍聴しやすい」などといった高い評価の声があがっている。

 

 これまで市議会の動向が気になりながらも、議会の傍聴に行くだけの時間や手段が確保できなかった市民に喜ばれていることが分かる。市議会のユーストリーム中継はまだ市民の間には浸透していないため、視聴者数は必ずしも多くないが、今後さらに広がる可能性がありそうだ。

 

 ある市民は「議会の透明性を担保して、市民に審議結果の納得感をもたらし、重要課題を含む市政の各種課題を先に進めるためにはなくてはならないもの」と評価したうえで、現状の問題点として「議会基本条例を扱っている議会運営委員会ではしばしばマイクを切って話し合いを行ってしまい、本来傍聴席にいれば分かることまでネットの視聴では分からない状況にしてしまっている」などと指摘。「ともかく傍聴席にいれば分かることはすべて流す」というやり方への修正を求めている。

 

 高く評価している市民に比べると、議員と職員からの評価は低い。議員では「大変良かった」「良かった」という肯定的評価は78%あったが、職員ではわずか17%にとどまっている。

 

 議員たちからは「改善は必要だが、会議がリアルおよび録画で常に公開されることによって、良い意味での緊張感が生まれている」「寝る議員は減ったと思う」という声がある一方で、「マニア的、一部の市民、視聴者への配信となっていると思える」「今後も財政負担はゼロが条件」「他市との関係などにおいて、難しい場面を生じることがある」「中継があるために、表面的議論になりがち」という批判的な意見も出ている。

 

 もっとも厳しい評価を下している職員からは「生中継のみならず、録画を視聴できるという点で、議員・部局双方ともに緊張感が高まり、より効率的かつ深い議論につながっていくものではないかと思う」という肯定的な意見がある一方で、「費用対効果を検証する必要がある」という声も複数あった。

 

 また、中には「アンケートを求めるなら、年間費用、放送時間、視聴者数、各単価を示すべき。判断材料を与えていない。職員にうるさく言う割には稚拙なアンケート」と、アンケートの内容自体を厳しく批判するものもあった。

 

 ユースト配信への評価を反映して、「今後も、継続して配信した方がよいと思いますか?」という問いには下のグラフのように、市民は100%望んでいるのに対し、議員は70%、職員は30%と大きく異なっている。特に職員は17%が否定的で、53%が「どちらとも言えない」と中継の効果を疑問視している。


 議会運営委員会は3月4日に「ユーストリーム中継の意見」と題する文書をまとめ、今後も実施する方針を確認するとともに、「音声や画像の問題、障害者への対応など多数のご意見を頂いた。今後、新たな議会でさらなる検討と改善をお願いする」と述べている。

 

 3月24日の市議選で選出された24人の議員が今後どのような対応をとるのかが問われることになる。

 

 11月8日(日)

  第73号の主な内容

(随時更新されます)

《市政の焦点》

■12月小金井市長選特集

☆白井とおる市議が立候補表明(2015年11月8日更新)

 

☆白井市議の立候補記者会見に40人以上の市民が参加(2015年11月8日更新)

 

☆4陣営の対決構図に 財政健全化への具体策が焦点(2015年11月8日更新)

 

≪酒好きのたわごと≫

その15 越後の酒と謙信(2015年10月17日更新)

  うれしいニュース!

 公益社団法人「全国学校図書館協議会」が発行している「としょかん通信」(中・高校生版)2015年6月号の《今月のブックトーク》に『まちの力 ひとの力 ――変える 試みる 小金井の人たち』がとりあげられました。

 1人でも多くの中学生、高校生にこの本を読んでもらえたら、と思います。感想文も送ってもらえると、とってもうれしいですね。

 以下にその部分を貼り付けました。筆者は、ほそえさちよさんという子どもの本の編集者だそうです。タイトルは、「生きるために つながる」。

写真をクリックすると大きくなります
写真をクリックすると大きくなります
全体はこちらから
としょかん通信「今月のブックトーク」.pdf
PDFファイル 5.3 MB

こがねいコンパスのインタビューシリーズ《変える 試みる 小金井の人たち》をまとめた本『まちの力 ひとの力』が図書出版クレインから刊行されています。ウェブ版では読めない、取材秘話などを明かす4本の「エピローグ」と、やまさき薫さんの素敵なイラスト付き。定価1500円+税です。市内の各書店でお買い求めください。クレインでも注文できます。

毎月第1・第3土曜日が定期発刊日です。こがねいコンパスは市民のための羅針盤を目指し、市民とともにつくる地域メディアです。ご意見・ご感想・情報提供などを、koganeicompass@gmail.comへおねがいします。

詳しくはイベントカレンダーのページをご覧ください。こちらから。

詳しくはイベントカレンダーのページをご覧ください。こちらから

小金井市のイベント情報は、小金井市地域情報サイトのさきナビでも見ることができます。バナーをクリックしてください。

 この人に聞く

脱原発社会への道筋を探る

民間の英知を結集して「脱原子力政策大綱」をまとめる「原子力市民委員会」の舩橋晴俊座長。

前編はこちらから。

後編はこちらから。

*船橋晴俊さんは2014年8月15日、くも膜下出血で急逝されました。ご冥福をお祈りするとともに、船橋さんの思いを少しでも多くの方に知って頂きたいと願っています。(編集長・佐藤和雄)

 

「敗北」を語る

民主党小金井支部幹事長

村山秀貴さん

前編はこちら

後編はこちら

 

イラクから問い続けてきたもの

映画監督・鎌仲ひとみさん

こちらから

メルマガ登録をどうぞ!

「こがねいコンパス」からのメルマガをご希望の方は以下にメールアドレスをご入力ください。新しい「市政フラッシュ」の掲載や、次号の主な内容などについてご連絡します。

コンパスは「羅針盤」です!

 

 『こがねいコンパス』は、小金井市政や小金井の人たちが関心をもつテーマを分かりやすくお伝えするインターネット新聞です。市民団体「こがねいコンパス編集部」が発刊しています。

 

 『コンパス』は、羅針盤を意味します。辞書によれば原義は「ともに歩くこと」です。市民が市政をより深く理解するための一助となり、よりよい小金井市政のあり方を考えるときの羅針盤でありたい。市民のみなさんと一緒に歩んでいきたい。そんな思いを込めています。

 

 

 ご連絡は koganeicompass@gmail.com まで。