2013年3月14日更新

日野市が環境省に計画書を提出

可燃ごみの3市共同処理施設

 日野市は3月13日、日野市内に建設する同市と小金井、国分寺市3市の可燃ごみ共同処理施設に関する計画書と3市長の署名が入った覚書を、環境省に提出した。当初は3月1日に提出する予定だったが、馬場弘融・日野市長が建設予定地の周辺住民への理解をぎりぎりまで得たいとして、提出を見合わせていた。一方、この計画に強く反対している施設周辺の自治会は、計画書の提出に反発を強めている。(関連記事はこちらから)

 

 計画書は可燃ごみ処理建設にあたって国の交付金を得るためのもの。計画では、新しい共同処理施設は日野市クリーンセンターの敷地内に建設され、2019年度に稼働する予定。一方、施設周辺の新石自治会はブログで「覚書には、『住民の合意を得ながら進める』とあると説明していますが、この様な強引な進め方を見ると信じ難いものがあります」「時間がかかっても反対し続ける姿勢を貫いて行きます」と述べ、反対姿勢を崩していない。

 

 3月14日付けの読売新聞朝刊によると、馬場市長は読売新聞の取材に対し「いま広域処理の手続きを進めなければ2分の1の交付金がもらえなくなる。これからも説明会を重ねることで広域処理への理解がさらに深まるはずだ」と話したという。

 

2013年3月7日更新

渡辺大三市議に辞職勧告決議

「選挙前の政治的意図からの提出」と拒否

渡辺大三議員(同議員のホームページから)
渡辺大三議員(同議員のホームページから)

 小金井市議会は3月7日未明、本会議で「再三、国民健康保険税を滞納した渡辺大三議員に対し議員辞職を勧告する決議」を賛成多数で採択した。3月24日投開票の市議選が目前に迫るなか、現職議員への辞職勧告決議は極めて異例。渡辺大三市議は採決前の討論で、「選挙を前にして自らを有利にしようと政治的意図から提出されたものだ」などと述べ、勧告に従わない考えを示した。

 市議会が今年1月に公表した「議員の税等の納付状況」によると、渡辺大三議員(会派は「みどり・市民ネット」)は2009年度の国民健康保険税の一部の納付が遅れ、年度を越えて納めていた。自らの説明では、家族の大病などで経済的にひっ迫していたことが理由という。2010年度、11年度は年度内に納付している。

 

 渡辺議員には過去に国保税の滞納問題があったことや、今回の滞納期間について詳細を明らかにしなかったことから、決議は「本来、率先して納税義務を果たし、市民の模範となるべき議員が、税金を納めることに対して真剣に取り組めないようでは、議員として行政をただす資格はなく、議員としてふさわしくないと言わざるを得ない」という理由を挙げ、辞職を勧告。みどり・市民ネット会派以外の全議員が賛成した。

 

 市議会は6日が定例会の最終日だったが、決議の文言調整などに時間がかかり、会期を1日延長。7日未明になってすべての予定を終えた。

 

(注)「決議」とは、議会の意思を形成し、示すもの。法的効果(法的拘束力)があるものと、ないものがあり、議員辞職勧告決議は法的効果はないとされている。

 刑事事件といった不祥事を起こし、起訴など司法での節目で出される場合が多いが、特に決まった線引きはない。

 また、決議に従わない場合がほとんどであることや、議員の任期が定まっていることなどから、辞職勧告決議自体に否定的な意見も根強い。

 

2013年3月7日更新

新年度予算が可決

生活保護に29億円、東小金井駅北口区画整理事業に10億円

(新年度の主な事業のうち事業費が5億円を超すものを多い順に並べた。クリックするとさらに大きくなります)
(新年度の主な事業のうち事業費が5億円を超すものを多い順に並べた。クリックするとさらに大きくなります)

 小金井市の2013年度の一般会計と特別会計予算が3月6日、小金井市議会で賛成多数により可決された。「危機的な財政状況」のもと、新年度予算は歳入不足を補うため、貯金にあたる「財政調整基金」から5億5000万円を充てた。綱渡りのような状況でつくられた新年度予算には何が入っていて、私たちの暮らしはどう変わるのか。


 一般会計は371億6500万円で前年度当初比で0・6%増。国民健康保険など4つの特別会計の合計は205億円8317万円で3・5%の増。一般会計と特別会計の合計は577億4817万円で1・6%の増となった。

 

 市民の暮らしに関わりが深い事業をテーマごとにみると――。

 

●ごみ問題では?

 

 可燃ごみ処理経費としては年間に発生する1万3000トンの燃やすごみを他の自治体や一部事務組合に処理してもらう「広域支援」のため、6億2400万円を計上した。

 

 また、計画策定が先延ばしになっている、ごみ処理の長期計画「一般廃棄物処理基本計画」の策定費用として687万円。計画は2014年度からの10年間を対象としている。さらに可燃ごみ処理の今後の方針を市民に説明する費用として65万円を計上。いずれも、日野市、国分寺市との3市による可燃ごみ共同処理の進展を想定したものとみられる。

 

 可燃ごみの新処理施設建設のために、環境基金へ2億円を積んだ。新庁舎建設のための基金積み立ては断念しているが、ごみ処理施設は先延ばしにできない課題だからだ。環境基金は今回の積み立てで残高が13億4700万円に。ただ、3市共同処理施設の建設のためには今後も着実な積み立てが必要となりそうだ。

 

●こども分野では?

 

 心身の発達について特別な配慮が必要な子どもとその家族に対して、相談に応じ、指導・訓練を実施する「小金井市児童発達支援センター」(小金井市梶野町1丁目)を今年10月、オープンする。

 

 新年度予算はその運営事業の経費として1億1866万円を計上した。その6割にあたる7101万円を一般財源から充てている。センターは、相談事業のほか、①小学生の放課後デイサービス②2歳以上の未就学児の通園事業③保育所などの訪問支援事業、なども行う予定。

 

 こども分野では、児童相談の増加や虐待の通告に対応するため、子ども家庭支援センターの職員体制を委託部分も含め9人から10人に。養育困難家庭への支援を強めるため、子ども家庭支援ワーカーを増員した。運営経費は4247万円。

 

●施設(はこもの)整備は?

 

 新規に整備する事業で最も大きなものは、2014年4月開館予定の「(仮称)貫井北町地域センター」の建設費。事業費6億9754万円のうち、5億9100万円を起債(借金)でまかなう。地域センターには図書館分室が設けられるため、建設費とは別に8500冊の本を買うため1813万円も計上された。


 このほか、中央線高架下に設けられる「ベンチャー・SOHO事務所」整備事業に6088万円。JR東小金井駅東側の高架下に179平方メートルのオフィススペースが設けられ、2014年4月にオープン予定。農工大の「多摩小金井ベンチャーポート」の卒所企業や市内外のベンチャー企業の受け入れ施設とする。

 

●規模の大きい事業は?

 

 小金井市当局が作成した「平成25年度(2013年度)主な事業一覧」によると、事業費で1000万円を超えるものは、48にのぼる。さらにそこから5億円以上の事業をみると上の表の通り。事業費の財源内訳のうち、市の持ち出し分にあたる一般財源と、借金にあたる起債も掲載した。一般財源は少なくても起債額の大きな事業が目立つ。

 

●議員の報酬は増える!?

 

 1000万円を超える事業では、市議会の特別委員長の報酬月額を49万円から50万5000円に増やすための1212万円も入っている。特別職報酬等審議会の答申に基づくものという。「危機的な財政状況」のもとだが、こうした人件費増もあって議会費は3億9051万円。前年度当初よりも1・9%の増加となった。

 

 11月8日(日)

  第73号の主な内容

(随時更新されます)

《市政の焦点》

■12月小金井市長選特集

☆白井とおる市議が立候補表明(2015年11月8日更新)

 

☆白井市議の立候補記者会見に40人以上の市民が参加(2015年11月8日更新)

 

☆4陣営の対決構図に 財政健全化への具体策が焦点(2015年11月8日更新)

 

≪酒好きのたわごと≫

その15 越後の酒と謙信(2015年10月17日更新)

  うれしいニュース!

 公益社団法人「全国学校図書館協議会」が発行している「としょかん通信」(中・高校生版)2015年6月号の《今月のブックトーク》に『まちの力 ひとの力 ――変える 試みる 小金井の人たち』がとりあげられました。

 1人でも多くの中学生、高校生にこの本を読んでもらえたら、と思います。感想文も送ってもらえると、とってもうれしいですね。

 以下にその部分を貼り付けました。筆者は、ほそえさちよさんという子どもの本の編集者だそうです。タイトルは、「生きるために つながる」。

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全体はこちらから
としょかん通信「今月のブックトーク」.pdf
PDFファイル 5.3 MB

こがねいコンパスのインタビューシリーズ《変える 試みる 小金井の人たち》をまとめた本『まちの力 ひとの力』が図書出版クレインから刊行されています。ウェブ版では読めない、取材秘話などを明かす4本の「エピローグ」と、やまさき薫さんの素敵なイラスト付き。定価1500円+税です。市内の各書店でお買い求めください。クレインでも注文できます。

毎月第1・第3土曜日が定期発刊日です。こがねいコンパスは市民のための羅針盤を目指し、市民とともにつくる地域メディアです。ご意見・ご感想・情報提供などを、koganeicompass@gmail.comへおねがいします。

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 この人に聞く

脱原発社会への道筋を探る

民間の英知を結集して「脱原子力政策大綱」をまとめる「原子力市民委員会」の舩橋晴俊座長。

前編はこちらから。

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*船橋晴俊さんは2014年8月15日、くも膜下出血で急逝されました。ご冥福をお祈りするとともに、船橋さんの思いを少しでも多くの方に知って頂きたいと願っています。(編集長・佐藤和雄)

 

「敗北」を語る

民主党小金井支部幹事長

村山秀貴さん

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後編はこちら

 

イラクから問い続けてきたもの

映画監督・鎌仲ひとみさん

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