選挙特報!2012年12月17日更新

菅前首相はなぜ敗れたのか

菅氏VS土屋氏 小金井市内では1131票差

勝った土屋氏 実は得票数は減少

 12月16日に投開票された第46回衆院総選挙で、全国で最も注目された選挙区の1つ、東京第18区(小金井市、武蔵野市、府中市)は民主党の前首相・菅直人氏が自民党元職の土屋正忠氏に約1万票差で敗れるという結果に終わった。両氏の小金井市内での得票差は1131票。民主党を離党して無所属で出馬した横粂勝仁氏が小金井市内だけで9913票を獲得しており、無党派層の票が横粂氏らに寄せられたことが決定的だった。

 

 衆院選の小金井市での開票結果は別表の通り。(クリックすると拡大されます)

衆院選・小金井市での開票結果.pdf
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 比例区では自民党が1万5281票(得票率25・1%)を獲得。民主党が1万2484票(20・5%)、日本維新の会1万1128票(18.3%)と続いており、比例区では日本維新の会が民主党に肉薄するほどの票を集めた。


 選挙区では、土屋氏が1万9089票、31・7%の得票率で小金井市でも第1位だった。比例区での自民党票に加えて、連立政権のパートナーとなる公明党票を上乗せしたとみられる。ただ、2009年の前回選挙では1万9515票を獲得しており、微減した。18区全体で見ても土屋氏の票は前回(8万8325票)から4247票減少しており、土屋氏への支持が伸びて当選に結びついたとは言えない。

 

 一方、「原発ゼロは私の使命」と訴えた菅氏だが、1万7958票(得票率は29.8%)にとどまり、民主党や菅氏個人への批判をはねかえすことはできなかった。前回選挙では菅氏は小金井市で3万7466票を獲得しており、半減してしまった。無党派層の票が横粂氏や杉村氏へ向かったのが響いた。

 菅氏は重複立候補した比例区でなんとか復活当選を果たし、議席を維持した。

 

 小金井市では来年3月に市議選が予定されている。自公両党の圧勝と政権復帰、稲葉孝彦市長が全面支援した土屋氏の当選など今回の衆院選挙の結果を踏まえ、それぞれの政党や立候補予定者は準備を進めることになりそうだ。

 

東京都選挙管理委員会のHPから
東京都選挙管理委員会のHPから

下の表は前回2009年の選挙での東京18区の開票結果。案分票を示すために小数点3けたまで表示している。(クリックすると拡大されます)

東京都選挙管理委員会のHPから
東京都選挙管理委員会のHPから

                 ◇

 

 12月16日に投開票された東京都知事選では、前副知事の猪瀬直樹氏が433万8936票(得票率67.3%)を獲得し圧勝。脱原発を目指す市民の支援を受けた宇都宮健児氏の96万8960票(15・0%)を大きく引き離した。小金井市での猪瀬氏の得票は3万7694票(62・6%)、宇都宮氏は1万2137票(20・1%)だった。

2012年12月15日更新

小金井市暴力団排除条例 来年4月実施へ

個人情報の収集、警察への提供を規定


 小金井市議会の総務企画委員会は12月12日、小金井市暴力団排除条例を賛成多数で可決した。20日の本会議でも可決されるのは確実とみられており、条例は来年(2013年)4月1日に施行される。市民が暴力団に関する情報を知った場合に市や警察などに提供することなどを努力義務として盛るとともに、市や教育委員会などが暴力団排除のために必要となる個人情報を「必要かつ最小限の範囲」で収集することや、警察への提供を可能にする規定を定めている。

 

 暴力団排除条例は都道府県レベルでは2011年10月に東京都と沖縄県で施行され、すべての都道府県で実施されている。東京都下では、警視庁の強い要請を受け、それぞれの自治体レベルでも暴力団排除条例の制定が進んでいる。小金井市によれば、多摩26市ではすでに16市で制定済みだ。小金井市の近隣での制定状況は別表の通り(こがねいコンパス編集部調べ)。

 


 条例の内容は、東京都が示した案をもとにつくられているが、自治体によって差がある部分もある。

 

 小金井市の暴力団排除条例は都条例で示されている①暴力団と交際しない②暴力団を恐れない③暴力団に資金を提供しない④暴力団を利用しない、という基本理念を踏襲。

 

 そのうえで、市民や事業者に対して(1)暴力団排除活動に役立つような情報を知った場合には市や警察などに情報を提供する(2)市が実施する暴力団排除活動に関する施策に協力する(3)暴力団排除活動に自主的、相互に連携して取り組む、という三つの「責務」を努力義務として定めている。

 

 一方、こうした暴力団排除のための活動に市民や事業者が取り組んだことによって、市民が危害を受ける恐れがある時などは、市長が警察署長に対して安全確保策を講じるよう要請すると定めている。すでに東京都条例にこうした「保護措置」の規定があるが、市民の安心感を高めるために、パブリックコメントでの意見を踏まえて、規定を追加した。

 

 委員会審議で論点となったのは、個人情報の収集と警察への提供の規定が盛られたこと。すでに条例が施行されている16市でこうした個人情報の収集に関する規定を入れているのは八王子、青梅、東村山市の3市だけだ。

 

 小金井市の条例では市や教育委員会、公共施設を管理運営する指定管理者などが暴力団排除のために必要となる個人情報を「必要かつ最小限の範囲内で収集することができる」「必要と認めるものを警察等に提供することができる」と定めている。議員からは「人権上の問題が起きないよう消極的な運用をすべきだ」と、慎重な運用を求める指摘が出た。

 

 大澤秀典・危機管理担当部長は、個人情報に関する運用について「(暴力団や暴力団員の)情報は警察が把握している。条例を制定後、警察と覚書を締結する。資金の調達等で、暴力団員と思われると判断した際には警察に照会をかけ、その結果をもとに対応していくということで(個人情報の収集・提供の)14条の規定を設けた」と説明した。

 

 また、小金井市内での暴力団員の存在や暴力団が絡む事件などについて問われ、大澤部長は「小金井警察署からの情報では市内では100人ぐらいが住んでいる。事件性だが、不当な物品購入の要求などの事案は小金井でもあった旨は聞いている。今年3月27日には国分寺市内で発砲事件があった」と報告した。

 

 これに関連して、稲葉孝彦市長は警視庁からの情報として「小金井の近隣市で暴力団の組の内紛状態がある。分裂すれば組の事務所が小金井を含めてできる可能性もあると(警視庁から)言われている。そういう状況もあるということをお含み頂きたい」と述べ、条例の制定に理解を求めた。

 

2012年12月15日更新

可燃ごみの3市共同処理

「精力的に説明を続けて頂いている」

副市長がごみ特別委で報告

 小金井市の最重要課題である可燃ごみ処理問題について、三木暁朗・副市長は12月14日の市議会ごみ処理施設建設等調査特別委員会で、日野市が行政決定した小金井市、国分寺市と共同で新しい可燃ごみ処理施設を日野市のクリーンセンター内に建設する計画について「連日にわたり(日野市が)地元のみなさまに対し、小金井市を含めた3市での共同化についてご理解を頂くため、精力的に説明を続けて頂いているとうかがっている。本市は今後も関係する各団体と密接に連携しながら、課題の解決に向け全力で取り組む」と報告した。

 

 委員会では三木副市長の報告を受けた質疑はなかった。12月3日付けの東京新聞の報道によれば、12月2日に日野市が実施した周辺住民を対象にした説明会では、住民から排ガス量や交通量の増加などを理由に反対意見が相次いだという。

 

 11月8日(日)

  第73号の主な内容

(随時更新されます)

《市政の焦点》

■12月小金井市長選特集

☆白井とおる市議が立候補表明(2015年11月8日更新)

 

☆白井市議の立候補記者会見に40人以上の市民が参加(2015年11月8日更新)

 

☆4陣営の対決構図に 財政健全化への具体策が焦点(2015年11月8日更新)

 

≪酒好きのたわごと≫

その15 越後の酒と謙信(2015年10月17日更新)

  うれしいニュース!

 公益社団法人「全国学校図書館協議会」が発行している「としょかん通信」(中・高校生版)2015年6月号の《今月のブックトーク》に『まちの力 ひとの力 ――変える 試みる 小金井の人たち』がとりあげられました。

 1人でも多くの中学生、高校生にこの本を読んでもらえたら、と思います。感想文も送ってもらえると、とってもうれしいですね。

 以下にその部分を貼り付けました。筆者は、ほそえさちよさんという子どもの本の編集者だそうです。タイトルは、「生きるために つながる」。

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全体はこちらから
としょかん通信「今月のブックトーク」.pdf
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こがねいコンパスのインタビューシリーズ《変える 試みる 小金井の人たち》をまとめた本『まちの力 ひとの力』が図書出版クレインから刊行されています。ウェブ版では読めない、取材秘話などを明かす4本の「エピローグ」と、やまさき薫さんの素敵なイラスト付き。定価1500円+税です。市内の各書店でお買い求めください。クレインでも注文できます。

毎月第1・第3土曜日が定期発刊日です。こがねいコンパスは市民のための羅針盤を目指し、市民とともにつくる地域メディアです。ご意見・ご感想・情報提供などを、koganeicompass@gmail.comへおねがいします。

詳しくはイベントカレンダーのページをご覧ください。こちらから。

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小金井市のイベント情報は、小金井市地域情報サイトのさきナビでも見ることができます。バナーをクリックしてください。

 この人に聞く

脱原発社会への道筋を探る

民間の英知を結集して「脱原子力政策大綱」をまとめる「原子力市民委員会」の舩橋晴俊座長。

前編はこちらから。

後編はこちらから。

*船橋晴俊さんは2014年8月15日、くも膜下出血で急逝されました。ご冥福をお祈りするとともに、船橋さんの思いを少しでも多くの方に知って頂きたいと願っています。(編集長・佐藤和雄)

 

「敗北」を語る

民主党小金井支部幹事長

村山秀貴さん

前編はこちら

後編はこちら

 

イラクから問い続けてきたもの

映画監督・鎌仲ひとみさん

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 『こがねいコンパス』は、小金井市政や小金井の人たちが関心をもつテーマを分かりやすくお伝えするインターネット新聞です。市民団体「こがねいコンパス編集部」が発刊しています。

 

 『コンパス』は、羅針盤を意味します。辞書によれば原義は「ともに歩くこと」です。市民が市政をより深く理解するための一助となり、よりよい小金井市政のあり方を考えるときの羅針盤でありたい。市民のみなさんと一緒に歩んでいきたい。そんな思いを込めています。

 

 

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