NEW!2012年11月29日更新

可燃ごみ焼却施設 3市で共同整備

日野市長が記者会見で正式発表

 日野市の馬場弘融(ひろみち)市長は11月28日の定例記者会見で、2019年度(平成31年度)の稼働を目指して新たに建設するごみ焼却施設について、小金井、国分寺両市と共同運営する方針を正式に発表した。反対姿勢を見せている施設周辺の住民を粘り強く説得したうえで年度内に最終決定する方針という。12月2日には施設周辺の住民を対象にした説明会を開催する。


 記者会見の内容については朝日、読売、東京新聞など各紙が報じた。それによると、馬場市長は「3市で焼却施設を共同で整備することを、市として内部決定した」と述べた。「小金井と国分寺から支援要請を受けて、東京都市長会の会長としても多摩地域の懸案を解決していく立場から、決定した。今後は地元住民に理解してもらえるように説明を続けていく」と、決定への経緯などを説明した。

 

 馬場市長は日野市にとっても「一番のメリットは費用。施設の建設費や運営費を軽減できる」と、共同施設化によって建設や運営面でのコストが3市で分担されることにより、財政面での負担が軽くなることを強調した。

 

 新しい焼却施設は日野市クリーンセンター内に建設される予定。現在の焼却炉は老朽化が進んでおり、2019年度に新施設を稼働させる前提で検討が進められてきた。朝日新聞の記事によれば、日野市は3市共同で焼却処理する場合、最大で1日290トンの処理能力を持つ炉が必要と試算しており、建設費は約100億円、維持費は年9億円弱と見込んでいるという。市単独の場合より建設費で約20億円、維持費で年約1億円多くかかるが、小金井、国分寺市と分担することによって日野市の負担は大きく減る。

 

 また同記事によれば、3市の共同処理によって1日に搬入するごみ収集車が現在の1・7倍増える一方、施設周辺の環境対策では日野市単独で実施するよりも充実できるとみているという。最大の課題は、施設周辺の住民の理解が得られるかどうかで、日野市は12月2日に周辺住民だけを対象にした説明会を開催する。

 

 小金井市は11月14日の新聞報道によって3市共同処理の動きが表面化した後、「これらの新聞記事は正式発表ではないのでコメントは差し控えたい」(三木暁朗副市長)として、詳しい説明を避けている。

 

2012年11月21日更新

ガザ攻撃による情勢悪化

両代表招く国際理解講座が中止に

 駐日イスラエル大使と駐日パレスチナ総代表を招き、小金井市が11月22日に開催を予定していた国際理解講座「中東和平 イスラエルとパレスチナの今」が、パレスチナ自治区ガザ攻撃による情勢悪化で急きょ中止になった。


 イスラエルとパレスチナの両代表から話を聞く国際理解講座は、肉親を亡くしたイスラエルとパレスチナの子どもたちをホームステイに招くなどして交流してもらう「中東和平プロジェクト」が2008年に小金井市で開催されたのをきっかけに、翌年の2009年から始まった。自治体が主催し、両代表を毎年招く試みは全国でも数少ない。

 

 今年もニシム・ベンシトリット駐日イスラエル大使とワリード・シアム駐日パレスチナ常駐総代表部総代表がそれぞれ講演する予定となっていた。

 担当する市コミュニティ文化課によれば、11月19日になってパレスチナ側から「情勢の悪化を踏まえ、今回は出席を断念したい」との連絡があった。出席ができないことでイスラエル大使館とも合意している旨も伝えられたという。

 

 2010年の国際理解講座でも、大使と総代表が出席できなかったことがあったが、参事官と一等書記官が代役を務め、講座自体は開催された。

 

 小金井市内で「パレスチナ・カフェ」や写真展を開くなど中東和平問題に積極的に取り組んできた市民団体「小金井平和ネット」の大賀英二・共同代表は「このような情勢だからこそ、ぜひ両代表に詳しく聞いてみたいと思っていた。中止になるのは残念だ」と話している。

 

 市コミュニティ文化課は、参加を申し込んだ市民に対して手紙で中止を知らせるとともに「停戦を働きかける国際的な動きも活発化しているようですが、今後の見通しが立っていないため、今年度内の開催は難しいと考えています」と述べている。

 

2012年11月17日更新

新庁舎建設に55億円

さらなる基金積み立ては行わず

     シリーズ「危機」の内実  第4回

 小金井市は11月5日の市議会庁舎建設等調査特別委員会で、2018年(平成30年)4月の竣工を前提にした新庁舎の財源計画案を示した。建設費用は約55億円。「危機的な財政状況」を踏まえ、中期財政計画では「庁舎建設基金」を2015年度末までに約15億円を積み立てる計画だったのを見直し、来年度以降は基金を積み立てない方針に転換した。


 新庁舎の建設費用はこれまで地下駐車場を前提にして約63億円と試算していた。今回は新庁舎の延べ面積を約1万3000平方㍍、駐車場は自走式の立体駐車場(延べ面積3000平方㍍)に変更し、約8億円を削減した。

 

 この建設費にあてる財源としては①地方債が33億9400万円②一般財源が10億400万円③第二庁舎の保証金返還金が7億円④基金積立金4億円――と設定した。庁舎建設基金は今年度末で3億9953万円の残高があり、これ以上の積み増しは行わない。このため建設費の6割強を地方債という借金でまかなう。償還条件を20年、利率2・0%と設定すると、4年目からは毎年度約2億3700万円のローン返済が続くことになる。

 

 また、財源計画案では、建設工事をする2017年度、2018年度はそれぞれ一般財源から3億5000万円を充てる予定となっている。最重要課題である「ごみ問題」の解決にどれくらいの規模の財源が必要となるか明らかになっておらず、計画案通りに一般財源を充てられるかどうか不安が残る。

 

 11月5日の庁舎建設等調査特別委員会では、財源計画案から「案」が取れて確定する時期はいつかと問われ、担当課長は「現状では小金井市が抱える大きな課題がありますので、なかなかその数値がでてくるまでは、確実な線として言いきるまでにはもっていけないというのが現状の判断だ」と述べた。「ごみ問題」への財源が確定しない限り、庁舎建設の財源計画も確実なものにはならないとの考えを示したものだ。

 

 また、この日の委員会では「新庁舎建設の事業手法について」という報告書も配布され、市役所内部での検討結果が示された。それによれば「総合的な判断」として、民間の資金やノウハウなどを活用するPFI方式よりも、従来の分離発注方式の方が「優位性がある」と結論づけ、分離発注方式で事業を進めて行く方針を示している。

 

 その理由としては①コストダウンに関して必ずしもPFI方式に優位性があるとは判断できない②後年度の年間財政負担額では、分離発注方式の方が優位性がある③新庁舎単独の維持管理・運営業務では民間の創意工夫を発揮できる業務の範囲が狭く、民間事業者の積極的な参入などを得られる可能性が低い④PFI方式では事業発注後の市民参加は難しいと考えられ、市民参加の視点では分離発注方式に優位性がある――を挙げている。

 11月8日(日)

  第73号の主な内容

(随時更新されます)

《市政の焦点》

■12月小金井市長選特集

☆白井とおる市議が立候補表明(2015年11月8日更新)

 

☆白井市議の立候補記者会見に40人以上の市民が参加(2015年11月8日更新)

 

☆4陣営の対決構図に 財政健全化への具体策が焦点(2015年11月8日更新)

 

≪酒好きのたわごと≫

その15 越後の酒と謙信(2015年10月17日更新)

  うれしいニュース!

 公益社団法人「全国学校図書館協議会」が発行している「としょかん通信」(中・高校生版)2015年6月号の《今月のブックトーク》に『まちの力 ひとの力 ――変える 試みる 小金井の人たち』がとりあげられました。

 1人でも多くの中学生、高校生にこの本を読んでもらえたら、と思います。感想文も送ってもらえると、とってもうれしいですね。

 以下にその部分を貼り付けました。筆者は、ほそえさちよさんという子どもの本の編集者だそうです。タイトルは、「生きるために つながる」。

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全体はこちらから
としょかん通信「今月のブックトーク」.pdf
PDFファイル 5.3 MB

こがねいコンパスのインタビューシリーズ《変える 試みる 小金井の人たち》をまとめた本『まちの力 ひとの力』が図書出版クレインから刊行されています。ウェブ版では読めない、取材秘話などを明かす4本の「エピローグ」と、やまさき薫さんの素敵なイラスト付き。定価1500円+税です。市内の各書店でお買い求めください。クレインでも注文できます。

毎月第1・第3土曜日が定期発刊日です。こがねいコンパスは市民のための羅針盤を目指し、市民とともにつくる地域メディアです。ご意見・ご感想・情報提供などを、koganeicompass@gmail.comへおねがいします。

詳しくはイベントカレンダーのページをご覧ください。こちらから。

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 この人に聞く

脱原発社会への道筋を探る

民間の英知を結集して「脱原子力政策大綱」をまとめる「原子力市民委員会」の舩橋晴俊座長。

前編はこちらから。

後編はこちらから。

*船橋晴俊さんは2014年8月15日、くも膜下出血で急逝されました。ご冥福をお祈りするとともに、船橋さんの思いを少しでも多くの方に知って頂きたいと願っています。(編集長・佐藤和雄)

 

「敗北」を語る

民主党小金井支部幹事長

村山秀貴さん

前編はこちら

後編はこちら

 

イラクから問い続けてきたもの

映画監督・鎌仲ひとみさん

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 『こがねいコンパス』は、小金井市政や小金井の人たちが関心をもつテーマを分かりやすくお伝えするインターネット新聞です。市民団体「こがねいコンパス編集部」が発刊しています。

 

 『コンパス』は、羅針盤を意味します。辞書によれば原義は「ともに歩くこと」です。市民が市政をより深く理解するための一助となり、よりよい小金井市政のあり方を考えるときの羅針盤でありたい。市民のみなさんと一緒に歩んでいきたい。そんな思いを込めています。

 

 

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