第8回 念仏坂からサボテン坂へ

小金井 坂下・坂上探検隊「坂の途中で会いましょう」

(c)csuwama
(c)csuwama

●今回の参加隊員(随時募集中/悪いようにはしません)

1号 koganeist  (K) 市内坂下に住む元5歳男子の母の夫。

2号 folkway (F) 市内坂上に住むムジナ。

3号 hayamapapa1966(H)市内坂上に住む3児の母の夫。前々回、前回に続き。

6号 illust_Ueki(I)市内坂下に住む謎の画伯。前回に続き。

8号 csuwama (C)市内坂上に住むイラストレーターのすぅたん。初参加。

9号 ytaoki (Y) 市内坂上に住むハンマーダルシマー奏者のアオキさん。初参加。

 

F「お、今回もイラストだ!」
K「よく見てください。貼り絵ですよ」
H「ホンマやー。貼り絵やー。なんやこれー」
C「見てわからんかー、サボテンやー。私が描いたんや。こんど市民交流センターで個展もするんや」
K「神奈川出身のすぅたんが関西弁に……」
F「……なっている!」

今回も新隊員を2人迎えての坂探検。隊員も9号まで堅調に増え、参加6名でなんとなくぶらぶら出発です。すぅたんの描いたサボテンは後ほど登場。

 

 

↑連雀通り沿いにある、前原暫定集会施設の脇から念仏坂に向かう
↑連雀通り沿いにある、前原暫定集会施設の脇から念仏坂に向かう

F「念仏坂いくよ!」
K「はりきってますね」
F「ここ左だよ!」
H「ほう、ここですか。念仏坂」
F「ちがーう! ここからじゃないの。念仏坂はこの名無し坂の途中から分かれている支坂なのだ」
K「なんて、それ最近知ったんでしょ」

↑フレンチの「TERAKOYA」(寺子屋/右)を過ぎると階段坂になる
↑フレンチの「TERAKOYA」(寺子屋/右)を過ぎると階段坂になる

I「まあ、あのTERAKOYAさんがこんなところに。平日のスペシャルランチコースは5250円からですよ、みなさん」
F「安いね」
K「安いね」
C「安いね」
Y「安いね」
H「安いやん」
I「じゃ、今日のランチはここで」
F K C Y H「………」

↑階段坂を下ると右手に支坂が現れる
↑階段坂を下ると右手に支坂が現れる

K「念仏坂はここから始まるんですね」
H「標識には<昔、江戸街道から薬師通りに通じ、農民が便利にしていたこの道は、狭く両側から笹や樹木が生い茂っていた。坂の中段、東側に墓地があり、人はいつしか念仏を唱えながら通ったので、念仏坂と呼ばれるようになった>とあります」
K F「本日も読み上げご苦労様です!」

↑竹林を抜けていく
↑竹林を抜けていく

Y「標識には、狭く両側から笹や樹木が生い茂っていた と過去形で描かれてましたけど、今も充分にそうですね」

↑念仏坂の坂下
↑念仏坂の坂下

F「………ダ・ブ・ツ
Y「どうしたんですか」
C「念仏唱えているみたいです。案外、信心深いんですね」
K「怖がっているだけです」

 

F「駅から6~7分歩いただけで、農道の面影を強く残したこんな坂に出会えるのも、大昔に多摩川が武蔵野台地を削り取って国分寺崖線を作ってくれたおかげです。多摩川さんありがとうございました!

K「みなさん、つぎ行きましょう」

 

↑注意!!
↑注意!!

K「みなさん注意してください!」
F「こういうの見ると、ずんずん進みたくなるよね」
H「そんで普段以上に無防備になるんや」
K「好奇心が先走って、逆に注意しなくなると」
F「とにかく行きなさい! といわれているんだよ」

↑ヘタに前転すると止まらなくなるほどの急坂。前転しないけど
↑ヘタに前転すると止まらなくなるほどの急坂。前転しないけど

K「しかし、どんな斜面にもきっちり家が建ってます。2階に玄関があったり、坂中の家は作りが面白いものがありますね」
F「うーむ。この急坂で平衡感覚を保ちながら暮らすというのもすごいな。人間っていいな!
K「そこで感動しますか」

H「あっ、なんやコレ!

↑ガレージの下にアルミの空き缶が
↑ガレージの下にアルミの空き缶が

F「こ、これは。これで強度が出るんだろうか」
C「まさか? 飾りに入れたんでしょう」
F「人間ってすごいな!

K「先に進みましょう」

H「あっ、エライもんが!」
全員「あっ!

↑坂中の庭からにぬるりと突き出たサボテン
↑坂中の庭からにぬるりと突き出たサボテン

F「これは、サササササ
K「ボテンです!」
H「これがすぅたんが貼り絵にしたサボテンやな。よそ見して歩いていたら顔にトゲが刺さります」
F「よそものに、この先に行くなといっているようだな」

 

Y「じっさいに、下っていっても行き止まりになっています。坂上と坂下が、ほんの僅かのところでつながっていない」
K「この界隈は、入り組んだ袋坂が多いですね。ふと、どこを歩いているか分からなくなります」
F「そんなときはな、を転がすんじゃ。球が進む方向がきっと坂下じゃろう」

K「あ、そろそろ帰りますか」 

↑行き止まりのサボテン坂を呆然と眺める隊員たち
↑行き止まりのサボテン坂を呆然と眺める隊員たち

いつしか隊員たちはこの無名坂を「サボテン坂」と呼ぶようになった。この界隈は味わい深い無名坂が多い。坂と坂は支坂で結ばれ、あらためて地図で見れば布袋寅泰のギターの柄のようにも見える(そこまで複雑ではないが)。それはそれで便利なのだが、坂下には抜けていないというこの不条理。

↑もうちょっとのところで坂下とつながらない袋坂
↑もうちょっとのところで坂下とつながらない袋坂

-------------------------------------------------------------------------

H「あっ
全員「あっ

 

サボテン坂の途中に立つ絶対に廃屋だと思ったおそろしく年季の入った家の郵便受けに、たった今郵便が配達されたのであった(個人宅なので写真は控える)。サボテン坂は奥が深い。

--------------------------------------------------------------------------

I「サラサラサラ~

K「あっ、謎の画伯いつのまに!」

T(富永さん)「もう桜も散ったね」

FK「うわっ、富永さんも!」

昨年から富永さんを待たせているふたりであった。

 

●次号(5月上旬更新)平代坂から西へ西へ、どんどん西へ に続く。

↑人名由来の平代坂
↑人名由来の平代坂
(c)illust_Ueki
(c)illust_Ueki

------------------------------------------------------------------------------

※このシリーズでは、★★★★★を満点に毎回坂を適当に採点していきます。項目は適当に変わることがあります。

 

■念仏坂

森林度 ★★★★★

くつろぎ度 ★★★★★

自転車度 ★

蛇行度 ★★★★★

フレンチ度 ★★★★★


■サボテン坂(無名坂)

自転車度 ★

とげとげ度 ★★★★★

行き止まり度 ★★★★★

癒し度 ★★

見晴らし度 ★★★★★


より大きな地図で 念仏坂からサボテン坂 を表示

 11月8日(日)

  第73号の主な内容

(随時更新されます)

《市政の焦点》

■12月小金井市長選特集

☆白井とおる市議が立候補表明(2015年11月8日更新)

 

☆白井市議の立候補記者会見に40人以上の市民が参加(2015年11月8日更新)

 

☆4陣営の対決構図に 財政健全化への具体策が焦点(2015年11月8日更新)

 

≪酒好きのたわごと≫

その15 越後の酒と謙信(2015年10月17日更新)

  うれしいニュース!

 公益社団法人「全国学校図書館協議会」が発行している「としょかん通信」(中・高校生版)2015年6月号の《今月のブックトーク》に『まちの力 ひとの力 ――変える 試みる 小金井の人たち』がとりあげられました。

 1人でも多くの中学生、高校生にこの本を読んでもらえたら、と思います。感想文も送ってもらえると、とってもうれしいですね。

 以下にその部分を貼り付けました。筆者は、ほそえさちよさんという子どもの本の編集者だそうです。タイトルは、「生きるために つながる」。

写真をクリックすると大きくなります
写真をクリックすると大きくなります
全体はこちらから
としょかん通信「今月のブックトーク」.pdf
Adobe Acrobat ドキュメント 5.3 MB

こがねいコンパスのインタビューシリーズ《変える 試みる 小金井の人たち》をまとめた本『まちの力 ひとの力』が図書出版クレインから刊行されています。ウェブ版では読めない、取材秘話などを明かす4本の「エピローグ」と、やまさき薫さんの素敵なイラスト付き。定価1500円+税です。市内の各書店でお買い求めください。クレインでも注文できます。

毎月第1・第3土曜日が定期発刊日です。こがねいコンパスは市民のための羅針盤を目指し、市民とともにつくる地域メディアです。ご意見・ご感想・情報提供などを、koganeicompass@gmail.comへおねがいします。

詳しくはイベントカレンダーのページをご覧ください。こちらから。

詳しくはイベントカレンダーのページをご覧ください。こちらから

小金井市のイベント情報は、小金井市地域情報サイトのさきナビでも見ることができます。バナーをクリックしてください。

 この人に聞く

脱原発社会への道筋を探る

民間の英知を結集して「脱原子力政策大綱」をまとめる「原子力市民委員会」の舩橋晴俊座長。

前編はこちらから。

後編はこちらから。

*船橋晴俊さんは2014年8月15日、くも膜下出血で急逝されました。ご冥福をお祈りするとともに、船橋さんの思いを少しでも多くの方に知って頂きたいと願っています。(編集長・佐藤和雄)

 

「敗北」を語る

民主党小金井支部幹事長

村山秀貴さん

前編はこちら

後編はこちら

 

イラクから問い続けてきたもの

映画監督・鎌仲ひとみさん

こちらから

メルマガ登録をどうぞ!

「こがねいコンパス」からのメルマガをご希望の方は以下にメールアドレスをご入力ください。新しい「市政フラッシュ」の掲載や、次号の主な内容などについてご連絡します。

コンパスは「羅針盤」です!

 

 『こがねいコンパス』は、小金井市政や小金井の人たちが関心をもつテーマを分かりやすくお伝えするインターネット新聞です。市民団体「こがねいコンパス編集部」が発刊しています。

 

 『コンパス』は、羅針盤を意味します。辞書によれば原義は「ともに歩くこと」です。市民が市政をより深く理解するための一助となり、よりよい小金井市政のあり方を考えるときの羅針盤でありたい。市民のみなさんと一緒に歩んでいきたい。そんな思いを込めています。

 

 

 ご連絡は koganeicompass@gmail.com まで。