第7回 白伝坊の坂からなそい坂へ

小金井 坂下・坂上探検隊「坂の途中で会いましょう」

●隊員(随時募集中/悪いようにはしません)

1号 Koganeist 市内坂下に住む元5歳男子の母の夫

2号 Folkway 市内坂上に住むムジナ

3号 hayamapapa1966(H) 市内坂上に住む3児の母の夫。前回に続き。
6号 illust_Ueki(I) 市内坂下に住む謎の画伯。今回初参加

7号 prprbkk(P) 市内坂上に住む妄想デカ。今回初参加

 

K「な、何ですか、いきなりこの市川崑もどき…」

妄想デカ(以下P)「シーッ!

一同「え?」

P姿を隠して!

一同(ザワザワ…)

H「あの…いったい?」

Pショカツは黙ってな

K「ショカツ? これは刑事物じゃなくてアドベンチャ…」

Fデカ長! 聞き込み済ませました!

K「アンタは軽々しく乗るなよ!」

 

今回は妄想デカ謎の画伯2人の新隊員を迎えた我が探検隊。

いきなり妄想デカに仕切られて、ギスギスした空気に包まれたまま、「白伝坊の坂」への旅は始まった。

↑一小の南側、連雀通りから下る「白伝坊の坂」
↑一小の南側、連雀通りから下る「白伝坊の坂」

 

 

K「道幅は狭いわりに交通量が多くて、ちょっと危険な印象です」

P「事件のにおいがするわね」

↑坂の途中に忽然と現れる建物
↑坂の途中に忽然と現れる建物

H「『南豫明倫館』と書いてあります」

P「ふむ…南予ということは愛媛県と関係がありそうね」

K「見たまんまですね」

 

南豫明倫館は、「宇和島藩校「明倫館」を継承、180年の歴史ある自治学寮」(公式サイトより)、つまり愛媛県出身者の学生寮で、1987年にこの地に移転したという。

 

H「あ、こんなところに岩ベンチがありますよ」

F「疲れたら一休みできるね。親切だね」

謎の画伯(以下I)「サラサラサラ」

一同「おおっ、あっという間にイラストが!」

(c) illust_Ueki
(c) illust_Ueki

H「心なごむイラストやねー」

K「冒頭からのギスギスした空気を、ここで一気に押し戻した感じがありますね」

Fあんなに硬い岩ベンチを、こんなに柔らかく描くなんて!」

K「ビミョーな褒め方ですね」

H「あ、もう次の1枚を描いてはりますよ」

I「サラサラサラ」

一同「は、速い! 光速の筆さばき!」

↑「白伝坊の坂」にも支坂があって、分岐点に標識が立っている (c) illust_Ueki
↑「白伝坊の坂」にも支坂があって、分岐点に標識が立っている (c) illust_Ueki

H「標識には〈万延(1860年ごろ)から明治初めにかけ、この坂の中段、西側にある墓地に「白伝」という僧が住みついていた。農家を托鉢に回ったといわれ、いつしか白伝坊の坂と呼ばれるようになった。昭和十五、六年ごろの墓地整理で、炉跡、井戸などが見つかり、小さな白伝の碑もあったといわれる。〉と書いてあります」

FK「今日も読み上げご苦労様です!」

 

Pああああっ!

一同(今度は何なんだ…)

P「片方だけ残された靴…犯罪のにおいがするわ」

K(またそれか…)

↑遺留品が発見され、デカの妄想捜査も熱を帯びてきたぞ
↑遺留品が発見され、デカの妄想捜査も熱を帯びてきたぞ
↑白伝坊の支坂は未舗装。良い雰囲気を醸し出してます
↑白伝坊の支坂は未舗装。良い雰囲気を醸し出してます

 

H「へー、白伝坊の坂を下りきると、小金井神社の脇の道なんやー」

 

一同、「はけの道」を横切って、小金井神社東側の通りへ。

 

P「この公園、怪しいわね」

K「フツーの児童公園だと思いますが」

↑ロッキンパッピーがウインクで迎えてくれる「中町シダレザクラ公園」
↑ロッキンパッピーがウインクで迎えてくれる「中町シダレザクラ公園」
↑壁に書き残された謎の文字。モノクロに深い意味はありません
↑壁に書き残された謎の文字。モノクロに深い意味はありません

P「見て! ダイイングメッセージよ!」

Fガイシャは何を伝えようとしていたのでしょうか」

 

 

F「公園の遊具は大人でも楽しめるよ」

K「ほんとうに楽しそうですね」

 

小金井神社の境内を覗いてみた。初詣などの折にはにぎわう境内も、今日はひっそりとしている。

 

↑あ、俺、本厄じゃん
↑あ、俺、本厄じゃん

H「小金井神社の『氏子区域は、前原町、中町、東町、緑町、桜町、本町の広範囲に及ぶ』。ずいぶん広いんやなあ」

K「うちの息子も、ここでお宮参りしました」

P「ん? あっちから怪しい物音がするわ。現場に急行して!」

F「イエッサー!」

K「もっと警察らしい言い方ないんですか」

 

敷地の奥には弓道場があり、袴姿の男女が集中した面持ちで次々に矢を射ていた。

↑「ビシュッ! ズバッ!」と小気味よい音がしてきます
↑「ビシュッ! ズバッ!」と小気味よい音がしてきます
↑一心不乱に袴男子をスケッチする画伯(円内)
↑一心不乱に袴男子をスケッチする画伯(円内)

K「ずいぶん熱心ですね。何を描いてるんですか」

I(ポッ)

F「なんで顔を赤らめてるの?」

 

↑神社には動物がいっぱい。「モー!」「ワン!」「コン!」
↑神社には動物がいっぱい。「モー!」「ワン!」「コン!」

 

K「神社の周囲は比較的古くからの住宅街のようです」


↑何かをよけるように湾曲した塀(左)/路地は家々の裏手に面している。元は水路だったのかな(右)
↑何かをよけるように湾曲した塀(左)/路地は家々の裏手に面している。元は水路だったのかな(右)

K「梅もほころび始めました」

F「きれいだね」

K「いい香りだね」

F「今日は暖かいね」

K「お散歩日和だね」

H「あの…坂の探検はどうなったんかと…」

FKあーっ!

 

坂の探検をすっかり失念していた。

前原坂下のトンネルをくぐって、一気に「なそい坂」の下へ移動だっ!


↑「なそい坂」と書いてないけど、幡随院の東側の坂がそれです
↑「なそい坂」と書いてないけど、幡随院の東側の坂がそれです

 

H「『You are here.』」

F「英語も読むんだね」

H「イエス、アイアム」

K(なんか変だぞ)

 

 

↑ここも交通量が多い。右から左から車がやってきて坂を上っていく
↑ここも交通量が多い。右から左から車がやってきて坂を上っていく
↑なそい坂は、別名「幡随院の坂」。幡随院の白壁沿いに坂が続く
↑なそい坂は、別名「幡随院の坂」。幡随院の白壁沿いに坂が続く

 

K幡随院の境内は、残念ながら一般には公開されていません」

P「ふむ…」

 

↑中はどうなってるのかしら
↑中はどうなってるのかしら

K「何か見えますか」

P「あ、バス停のところに怪しいヤカラが!」

K「デカの方がよっぽど怪しいですよ」

P「いいから早く写真を撮って!」

I「サラサラサラ」

H「えええええっ、イラストの方が速いんか!?

 

(c)illust_Ueki
(c)illust_Ueki

P「そう、その絵の男よ! タイホー!

K「ちょっと、これ、どう見てもわたしじゃないですか!」

F「いや、実物より足が長いようだ」

K「余計なお世話です」

 

↑「なそい坂」をずんずん上ると、見えてくるのは…
↑「なそい坂」をずんずん上ると、見えてくるのは…

Hヨーカドーや!」

F「行ってみヨーk…」

K「今日は行きませんよ」

 

↑突然だが、市役所第二庁舎の前で「なそい坂」は終わった
↑突然だが、市役所第二庁舎の前で「なそい坂」は終わった

K「画伯、いかがでしたか、坂の印象は」

I「サラサラサラ」

H「感想もイラストで表現するんやー」

K「おお、いかにも坂の途中らしい一コマを切り取っていただきました」

F「でも画伯、サラサラサラしか言わなかったね」

Iセリフ下さいよ

一同「うわっ、しゃべった!」

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T富永さん)「もうすぐ春ですね」

FK「うわっ、こっちも出た!」

 

冬の間、富永さんを待たせ続けたふたりに春は来るのか?

 


●次号(4月上旬更新) 念仏坂はどっちが支坂なの?に続く。

↑この怪しい道はどこへ?
↑この怪しい道はどこへ?
(c)illust_Ueki
(c)illust_Ueki

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※このシリーズでは、★★★★★を満点に毎回坂を適当に採点していきます。項目は適当に変わることがあります。

 

■白伝坊の坂

渋滞度 ★★★★★

自転車度 ★★★

蛇行度 ★★★★

支坂度 ★★★★★

愛媛度 ★★★★★


■なそい坂(幡随院の坂)

渋滞度 ★★★★★

自転車度 ★

蛇行度 ★★★

白壁度 ★★★★★

見晴らし度 ★★★★★

〈訂正〉5回に「小金井小次郎の墓がある西念寺」と書きましたが、小金井小次郎の墓があるのは、正しくは「西念寺の南の鴨下家の墓地」でした。訂正いたします。

 


より大きな地図で 白伝坊の坂となそい坂(幡随院の坂) を表示

 11月8日(日)

  第73号の主な内容

(随時更新されます)

《市政の焦点》

■12月小金井市長選特集

☆白井とおる市議が立候補表明(2015年11月8日更新)

 

☆白井市議の立候補記者会見に40人以上の市民が参加(2015年11月8日更新)

 

☆4陣営の対決構図に 財政健全化への具体策が焦点(2015年11月8日更新)

 

≪酒好きのたわごと≫

その15 越後の酒と謙信(2015年10月17日更新)

  うれしいニュース!

 公益社団法人「全国学校図書館協議会」が発行している「としょかん通信」(中・高校生版)2015年6月号の《今月のブックトーク》に『まちの力 ひとの力 ――変える 試みる 小金井の人たち』がとりあげられました。

 1人でも多くの中学生、高校生にこの本を読んでもらえたら、と思います。感想文も送ってもらえると、とってもうれしいですね。

 以下にその部分を貼り付けました。筆者は、ほそえさちよさんという子どもの本の編集者だそうです。タイトルは、「生きるために つながる」。

写真をクリックすると大きくなります
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全体はこちらから
としょかん通信「今月のブックトーク」.pdf
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こがねいコンパスのインタビューシリーズ《変える 試みる 小金井の人たち》をまとめた本『まちの力 ひとの力』が図書出版クレインから刊行されています。ウェブ版では読めない、取材秘話などを明かす4本の「エピローグ」と、やまさき薫さんの素敵なイラスト付き。定価1500円+税です。市内の各書店でお買い求めください。クレインでも注文できます。

毎月第1・第3土曜日が定期発刊日です。こがねいコンパスは市民のための羅針盤を目指し、市民とともにつくる地域メディアです。ご意見・ご感想・情報提供などを、koganeicompass@gmail.comへおねがいします。

詳しくはイベントカレンダーのページをご覧ください。こちらから。

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小金井市のイベント情報は、小金井市地域情報サイトのさきナビでも見ることができます。バナーをクリックしてください。

 この人に聞く

脱原発社会への道筋を探る

民間の英知を結集して「脱原子力政策大綱」をまとめる「原子力市民委員会」の舩橋晴俊座長。

前編はこちらから。

後編はこちらから。

*船橋晴俊さんは2014年8月15日、くも膜下出血で急逝されました。ご冥福をお祈りするとともに、船橋さんの思いを少しでも多くの方に知って頂きたいと願っています。(編集長・佐藤和雄)

 

「敗北」を語る

民主党小金井支部幹事長

村山秀貴さん

前編はこちら

後編はこちら

 

イラクから問い続けてきたもの

映画監督・鎌仲ひとみさん

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コンパスは「羅針盤」です!

 

 『こがねいコンパス』は、小金井市政や小金井の人たちが関心をもつテーマを分かりやすくお伝えするインターネット新聞です。市民団体「こがねいコンパス編集部」が発刊しています。

 

 『コンパス』は、羅針盤を意味します。辞書によれば原義は「ともに歩くこと」です。市民が市政をより深く理解するための一助となり、よりよい小金井市政のあり方を考えるときの羅針盤でありたい。市民のみなさんと一緒に歩んでいきたい。そんな思いを込めています。

 

 

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