小金井 坂下・坂上探検隊「坂の途中で会いましょう」

第6回 大久保墓地の坂から車屋の坂へ

●隊員(随時募集中/悪いようにはしません)

1号 Koganeist 市内坂下に住む元5歳男子の母の夫

2号 Folkway 市内坂上に住むムジナ

3号   hayamapapa1966(H) 市内坂上に住む3児の母の夫。今回初参加
4号   NISHIKAMADAKA(N) 市内坂上に住んでいた元市民。

                                           西東京市から今回初参加
5号 NISHIKAMEDAKA娘(N娘)4号の娘でお寺好きの中学2年。今回初参加

↑大久保墓地の坂上から坂下を望む。遠く、多摩丘陵まで見渡せる
↑大久保墓地の坂上から坂下を望む。遠く、多摩丘陵まで見渡せる

F 「はけは坂の上に坂を作らず。坂の下に坂を作らず――」


K 「どのようにつっこんだらよいのでしょうか」
F 「違いますか?」
K 「違いませんが、はけは坂の上でも下でもありませんから」
F 「では、はけとは?」
K 「問答ですか。そーですねー。はけとは上ったり下りたり、人生と一緒
F 「そうじゃ。はけは人の心にある」

K 「(気を取り直して)で、今日は新しい隊員が集まりましたよ」
F 「なんと! われわれの地道な趣味の仕事が、ようやく世間に認められてきたのか」
K 「ありがたいことです。ふたりで煮詰まってましたからねぇ。新人に期待したいところです」

K 、F 「こんにちはー!
H、 N 、N娘 「こんにちはー!

連雀通り沿いの小金井市福祉会館で待ち合わせた5人である。

F 「僕の前に坂はない。僕の後ろに坂はできる――」
H 、N 、N娘 (???)
K (…全然通じてませんよ)

F 「じゃ行くよ!」
H 「え?! 今日の予定まだ聞いてませんよ」
F 「うーん。そういわれると困ってしまう」
N 「なにも決めてないんですね」
K 「だいたい決めてはいるんですが、いつも適当に歩いているんですよ」
N娘 
「いいかげんだね」
F、K (………汗)

↑連雀通沿い、小金井市福祉会館左脇を進むと「大久保墓地の坂」
↑連雀通沿い、小金井市福祉会館左脇を進むと「大久保墓地の坂」

F とりあえず、福祉会館横の坂を下りましょう。
K 「大久保墓地の坂」です。名の通り坂の途中に、当市の大地主である大久保さん一族の墓地があります。

↑初参加で不安を隠せない3~5号とともにとりあえず出発。 しゃがんで壁の落書きを撮るのは1号
↑初参加で不安を隠せない3~5号とともにとりあえず出発。 しゃがんで壁の落書きを撮るのは1号

N娘 「お墓があるね」
F 「だから『大久保墓地』だってば!」
N娘「おかあさん、このおじさん怖い~」
N 「指さすのやめなさい!」

↑「お墓がいっぱいあるねー」 墓地を見学する4号と5号親子
↑「お墓がいっぱいあるねー」 墓地を見学する4号と5号親子

K「中学生びびらすのやめなさい。『続小金井風土記』(芳須緑著/小金井新聞社)によると「金蔵院北側の中腹にある大久保墓地の東側に、赤土がむきだしの急坂があった。雨が降ると川に早変わりする坂だったが、大正末期に墓地を迂回するように工事され、以来ゆるやかな坂になっており、階段も設けられている」だそうです」


K「 階段坂です。段数はえーと、57段と」
F 「え?! 56段じゃないの? N娘何段だった?」
N娘「数えてないよー」
F 「中学生だろ! ちゃんと数えろ」
N娘「おかあさん、このおじさんからむ~」
N 「目合わせちゃダメ!」

↑階段にさしかかる右手前に「支坂」が現れ、金蔵院脇から小金井街道を結ぶ坂の途中につながっている
↑階段にさしかかる右手前に「支坂」が現れ、金蔵院脇から小金井街道を結ぶ坂の途中につながっている
↑坂を下りきると、もうひとつ小さな「支坂」が現れる
↑坂を下りきると、もうひとつ小さな「支坂」が現れる

K「この坂は、降りたところにも小さな「支坂」(坂の支流)があるのが面白いです」
N 「あっちとこっちと、少しずつ違うところから上り下りができるようになっているんですね。なんかかわいい」

<結局、段数は踊り場を1段数えるかどうかで、入れると57段になる。ちなみに2号は坂下からよくこの坂を自転車抱えて上る。階段坂なのでクルマの往来がなく安全、距離が短いので意外に楽に坂上の人となれる。徒歩の人だったらもっとオススメ>

↑「大久保墓地の坂」の階段は、最後の「支坂」を入れて57段で決定
↑「大久保墓地の坂」の階段は、最後の「支坂」を入れて57段で決定

H「 坂下りたところに、お寺さんがありますねぇ。「金蔵院」。由来が書いてありますよ。えーと、真言宗豊山派、本山は奈良県桜井市の長谷寺。中興開山は永禄9年(1566)とありますから、相当歴史のあるお寺です」

↑「ラクして金儲けができますように」と弘法大師にお願いをする1号
↑「ラクして金儲けができますように」と弘法大師にお願いをする1号

K 「はけの道を少し歩きましょうか」
N 「なんかツアーみたいですね」
F 「まあ、相当に入念な準備と下見を繰り返しましたからね」
K (………)
N娘 「あっ、ちっちゃいバスが来た」

↑フロントに「ごみ非常事態宣言」の垂れ幕。かわいいんだか深刻なんだか
↑フロントに「ごみ非常事態宣言」の垂れ幕。かわいいんだか深刻なんだか

H 「市内循環の「CoCoバス」やー。ホンマにちっちゃいな」(註:Hさんは兵庫県出身)
N 「西東京市の「はなバス」も100円で乗れますが、今年の7月から一気に150円に値上げですよ。プンプン!」

K 「ここ、はけのわき水が流れています」

↑こんこんとわき水
↑こんこんとわき水

H「『小金井 はけの森とキンヒバリの里』と案内板があります。へー、キンヒバリってコオロギの仲間の昆虫なんやー。『絶滅が心配されると」
F 「今日はHさんが看板読んでくれるから楽だね
K 「楽だね

↑3号が看板を読んでくれるのでもの知りになれたよ
↑3号が看板を読んでくれるのでもの知りになれたよ

H「あっ「車屋坂下」やー」
F「 なんでも読むね」
K「 読むね」

↑3号が読む読む
↑3号が読む読む

F 「ほんじゃ車屋坂上ろうか。ここも階段坂だよ」
N娘 「エー! この階段上るのぉ」
F 「こらっ、坂下りたままでキミらどうやって西東京に帰るんだよ。この中2病!
N 娘 「だって中2だもん。おかあさん、このおじさんやだー」
N 「(中2病はこのおじさんだし)話しかけちゃダメ」

↑「車屋の坂」の上り口。なかなか風情があります
↑「車屋の坂」の上り口。なかなか風情があります

K 「前出の『続小金井風土記』には「昔は階段のある所まで曲線をえがいたゆるやかな坂であり、その先は急坂となっていたから、雨でも降ろうものなら、とうてい上がることはできなかった。この坂沿いに『上の車』『下の車』と呼ばれる水車小屋があったので、この名がついている」とあります」

N 「へー、ここに水車があったんだ。その本いいですね。どこで売ってるの?」
F 「グッド・クエスチョン! 『市報こがねい』の最新号が、見開きの大特集「ご紹介します 市作成の冊子等」(PDF)だよ!」
K 、H、 N 「おお…」
N娘「 おじさん、すごーい!」
F 「いやあ、はははは。オトナが本気をだせばこんなもんだよ
K 「あの…、『続小金井風土記』は載ってないみたいだけど…」
F 「あ、あれ、そ、そうだったかな? ま、まあ、図書館にはあるから……」
N娘 (お、おっさん……)

 

H「 へぇ、ここ「はけの森」緑地いうんやー。『この緑地は、たくさんの市民の願いにより、都内で初めて東京都区市町村保存樹林地等公有化資金貸付制度によって保存されたものです』と市の案内板に書いてあります」
F「ありがたいね」
K「 ありがたいね。ちなみに、前回の「『はけの森緑地1』はど~こだ?」の答がここです」

↑3号が読む読む
↑3号が読む読む

H 「また案内板があります。「このバード・バスは、この森に憩う野鳥たちが水を飲んだり、水浴びを楽しんだり出来るように設置されているものです
F 「ありがたい」
K 「ありがたい」

↑「車屋の坂」は、途中で階段が複線化する。片側をスロープにすればいいと思う
↑「車屋の坂」は、途中で階段が複線化する。片側をスロープにすればいいと思う
↑再び連雀通りへ。「あれこんなところに出ちゃったよ」と3号
↑再び連雀通りへ。「あれこんなところに出ちゃったよ」と3号

K ちょっと甘味処でひとやすみしましょう。

↑ホットコーヒーにアイスクリームが入った「暖フロートコーヒー」(400円)。 店主の要望により店名は秘す
↑ホットコーヒーにアイスクリームが入った「暖フロートコーヒー」(400円)。 店主の要望により店名は秘す

F 「これ、熱いのか冷たいのかわからないうちに、一気にぬるくなりましたよ。あーっ忘れてた!

K「何ですか、突然大声出して」
F「富永さんの見せたいもの」
K 「あー、3か月もひっぱってるよ」
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<後日、Fが富永邸をおたずねした。そして例のものをお願いすると「まだ完成していないから、写真はダメ」といわれてすごすご帰ってきたのである。いったい見せたいものとは何か? 次号ではそれが明らかにされるのか? それと、1月のクイズの答も残っているが大丈夫なのか? その場しのぎで問題先送りにしていないか?>

●すべては次号(3月上旬更新) 【暫定版】白伝法の坂を転がり続けて14年に続く。

↑「白伝法の坂」の支坂を歩く
↑「白伝法の坂」の支坂を歩く

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※このシリーズでは、★★★★★を満点に毎回坂を適当に採点していきます。項目は適当に変わることがあります。
 
 ■大久保墓地の坂
みはらし度 ★★★★★
自転車度 ★★★(ただし抱えて上り下り)
ベビーカー度 ゼロ
お墓度 ★★★★★
短い度 ★★★★

■車屋の坂
みはらし度 ★★★
くねくね度 ★★★★
看板度 ★★★★★
自転車度 ゼロ

ベビーカー度 ゼロ


より大きな地図で 大久保墓と車屋の坂 を表示

 11月8日(日)

  第73号の主な内容

(随時更新されます)

《市政の焦点》

■12月小金井市長選特集

☆白井とおる市議が立候補表明(2015年11月8日更新)

 

☆白井市議の立候補記者会見に40人以上の市民が参加(2015年11月8日更新)

 

☆4陣営の対決構図に 財政健全化への具体策が焦点(2015年11月8日更新)

 

≪酒好きのたわごと≫

その15 越後の酒と謙信(2015年10月17日更新)

  うれしいニュース!

 公益社団法人「全国学校図書館協議会」が発行している「としょかん通信」(中・高校生版)2015年6月号の《今月のブックトーク》に『まちの力 ひとの力 ――変える 試みる 小金井の人たち』がとりあげられました。

 1人でも多くの中学生、高校生にこの本を読んでもらえたら、と思います。感想文も送ってもらえると、とってもうれしいですね。

 以下にその部分を貼り付けました。筆者は、ほそえさちよさんという子どもの本の編集者だそうです。タイトルは、「生きるために つながる」。

写真をクリックすると大きくなります
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全体はこちらから
としょかん通信「今月のブックトーク」.pdf
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こがねいコンパスのインタビューシリーズ《変える 試みる 小金井の人たち》をまとめた本『まちの力 ひとの力』が図書出版クレインから刊行されています。ウェブ版では読めない、取材秘話などを明かす4本の「エピローグ」と、やまさき薫さんの素敵なイラスト付き。定価1500円+税です。市内の各書店でお買い求めください。クレインでも注文できます。

毎月第1・第3土曜日が定期発刊日です。こがねいコンパスは市民のための羅針盤を目指し、市民とともにつくる地域メディアです。ご意見・ご感想・情報提供などを、koganeicompass@gmail.comへおねがいします。

詳しくはイベントカレンダーのページをご覧ください。こちらから。

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小金井市のイベント情報は、小金井市地域情報サイトのさきナビでも見ることができます。バナーをクリックしてください。

 この人に聞く

脱原発社会への道筋を探る

民間の英知を結集して「脱原子力政策大綱」をまとめる「原子力市民委員会」の舩橋晴俊座長。

前編はこちらから。

後編はこちらから。

*船橋晴俊さんは2014年8月15日、くも膜下出血で急逝されました。ご冥福をお祈りするとともに、船橋さんの思いを少しでも多くの方に知って頂きたいと願っています。(編集長・佐藤和雄)

 

「敗北」を語る

民主党小金井支部幹事長

村山秀貴さん

前編はこちら

後編はこちら

 

イラクから問い続けてきたもの

映画監督・鎌仲ひとみさん

こちらから

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コンパスは「羅針盤」です!

 

 『こがねいコンパス』は、小金井市政や小金井の人たちが関心をもつテーマを分かりやすくお伝えするインターネット新聞です。市民団体「こがねいコンパス編集部」が発刊しています。

 

 『コンパス』は、羅針盤を意味します。辞書によれば原義は「ともに歩くこと」です。市民が市政をより深く理解するための一助となり、よりよい小金井市政のあり方を考えるときの羅針盤でありたい。市民のみなさんと一緒に歩んでいきたい。そんな思いを込めています。

 

 

 ご連絡は koganeicompass@gmail.com まで。