小金井 坂下・坂上探検隊 「坂の途中で会いましょう」

第1回 ムジナ坂

 

●隊員(随時募集中/悪いようにはしません)

1号 Koganeist 市内坂下に住む5歳男子の母の夫

2号 Folkway 市内坂上に住むムジナ

 

それにしても暑い。

誰が思いついたか知らないが、坂の取材である。坂。この暑い最中に、わざわざ、坂。小金井には坂が17本あるとか言われているが、それを順番にめぐるという企画。かなり脱力系ですので、ためになることは一切ありません。あと、ちゃんとしてません。それでもいい人だけ読んで下さい。

 

ん? 坂は「本」で数えるのか? まあいいや。

 

自転車を飛ばして、ムジナ坂に着いた。

小金井街道からはけの道を東に進み、はけの森美術館を過ぎて、武蔵野公園の入口が見えたあたりが上り口。いや、もちろん下り口でもあるわけなんだけど、坂下の人間にとって坂とは、まず何より「どこから上ったら楽か」という、限りなく実用本位の存在であって、坂を順番にめぐろうというお気楽な発想が、そもそも坂上目線なんである。


なんか腹が立ってきた(坂上でゴメンね by folkway)。

 

↑ここを左に折れるとムジナ坂。その先を右に行くと
↑ここを左に折れるとムジナ坂。その先を右に行くと
↑言わずと知れた武蔵野公園
↑言わずと知れた武蔵野公園

というわけで、第1回目は「ムジナ坂」(文末に地図あり)。集合時間は午前10時。すっかり日も高いが、坂はほとんど木陰だ。

 

小さい子の手を引いて下ってくるお母さんと、自転車を押して上がる人がすれちがう。この坂は、自転車を降りずに上るのはむずかしい(階段坂なんだからあたり前じゃんby folkway)。坂の上の方には、手すりに腰かけて一休みしてるおじさんもいる(それってオレだよベイビー by folkway)。

 

↑きをつけてね
↑きをつけてね
↑おじさんが立ち上がって、何かごそごそし始めた。あれ、階段下りてくるよ
↑おじさんが立ち上がって、何かごそごそし始めた。あれ、階段下りてくるよ

 

F「ども。さかの~とちゅうで~あ~いましょ~う~~ぅ♪


K(なんだ、folkwayさんじゃん)

「おはようございます。タイトル曲もあるんですか」


F「6番まであるんです。フルコーラス歌いましょうか」


K「けっこうです」

 


 

〈昔、この坂の上に住む農民が、田畑に通った道で、両側は山林の細い道であった。だれいうとなく、この道をムジナ坂といい、暗くなると化かされるといって、怖がられ回り道した〉


↑標識に由来が書いてある
↑標識に由来が書いてある

 

 

K「ムジナ坂、実は初めて来ました」


F「ムジナって何?」


K「え? 何って…同じのあれでしょ」(知らないのかよ)

 


 

 

Fあいてますね → →


K「え?」

 

F「あっムジナが!


K「は?」


Fおりゃっ!


K「へ?」


F閉じ込めました

 

↑こんなことしたらイカンよ
↑こんなことしたらイカンよ

 

 

 

 

K(ほんとに穴がふさがってる…)


Fまた空けます!

 


 

 

 

 

 

 

K「ええええええっ、また空けたの?!


Fまた閉じます!

 


 

 

K「おおっ、閉じた!」


Fまた開…


K「もうけっこうです」


F「まあいいや。とりあえず上る」


K「はあ…」

 


 

K「け、けっこう…きつい…坂ですね…。手すりも…ピカピカに…なってる」


F「そお? ボクには手すり必要ないけど?」


K(若作りしちゃって)


F「なにか?」


K「こっちの話です」


F「全部で70段ほら、もうてっぺんだよ」


K「ああ…きついけど…わりと…短い坂なんですね…」


F「そうね」

 

↑おおっ、ここは!
↑おおっ、ここは!

K「あれ、この駐車場…ええええええっ、ケーヨーデイツーの裏に出てくるんだ!」

 

F「ええええええっ!」

 

K(坂上から来た人が、なんで驚いてるんですか)

 

↑デイツー裏に出てきた!
↑デイツー裏に出てきた!

 

K「坂を上がりきってから、連雀通りまで、すぐですね。市内でも、西より東の方が坂が短いのかな」


F「バス停でいうとどこ?」


K「〈中町一丁目〉ですね。CoCoバスでは中町循環」


F「写真斜めだね」


K「標識が傾いてるんです」

 


K「バス停前のこの案内板は…」


F「ほとんど判読できん。40年くらい前のかな」


K「わたしが生まれる前ですよ!」


F(若作りしちゃって)


K「え?」

 

↑いまここ。というか何年前の案内板だよ
↑いまここ。というか何年前の案内板だよ
↑うっすらと「生そばなかや」と読める
↑うっすらと「生そばなかや」と読める

 

F「これ見ると今残ってる店はほとんどないね。そばのなかや、鈴木電気工事は、新しい地図にもあります」

 

 

↑あたらしい地図もある
↑あたらしい地図もある
↑デイツーは鴨下製糸工場(1901-)の跡地に 立っている
↑デイツーは鴨下製糸工場(1901-)の跡地に 立っている

 

K「鴨下製糸工場というのも目を引きますね」


F「今のケーヨーデイツーの場所だね」

 


↑あっ、知り合いの事務所がのっている
↑あっ、知り合いの事務所がのっている

 

 

K「小金井盆栽交換会というのも目を引きますね」


F「今の…それは知らんよ」

 

 

K「…坂の方に戻ってみましょうよ」

 

F「ボール持ってきたよ」

 

K「準備がいいですね」


F「ホレ」

 


 

 

ボール(特別出演)「ごろん、ごろん」

 


↑ごろんごろん
↑ごろんごろん

 

K18.2秒です


F「何が?」


K「ボールが上から落ちてくるまでの時間。けっこうかかりますね」


F「なんか意味ある?」


K(アンタがもってきたんだろ)

 

F「ところでコキンちゃん。あれ↓は何ですか」


K(名前違うよ!)「あれって?」

 

↑坂の途中の家。何してるのかな?
↑坂の途中の家。何してるのかな?

K「小金井は坂下、坂上とよくいわれるけど、よく考えたら、坂の途中に住んでいる人もいるわけですよね」


F「そうだね。それを坂中と呼ぶんだよ」


K「呼ぶんですか」


F「呼ぶんだよ!」

↑書いてみました
↑書いてみました

 

 

 

 

 

   (気まずい空気)

 

 

F「ともかく入ってみようよ。ずんずん」


K(本当にずんずん言いながら勝手に他人の敷地に)

 

↑おおっ、広い庭です
↑おおっ、広い庭です

F「おじゃましまーす!」


K(もうおじゃましてるし)


F「何してるんですか?」


K(じゃなくて名乗れよ)

↑これ何ですか?
↑これ何ですか?

F「これ何ですか?」

 

K(早く名乗れってば。しかたない、ここは私が)

「ぼ、ぼくたち坂を調べているKFといいますが、これ何ですか?」

 

F(ほれ、結局、人間同じことを訊くんだよ)

 

 

次号「坂中の富永さん」に続く。

 

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【次号予告】鉄道ジオラマに込められた驚愕の事実!
【次号予告】鉄道ジオラマに込められた驚愕の事実!

 

 

次号予告:

FK「ええええええええええっ!」

 

 

 

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※このシリーズでは、★★★★★を満点に毎回坂を適当に採点していきます。項目は適当に変わることがあります。怒らないでくださいね。

 

■ムジナ坂

自転車度 ★

ベビーカー度 ★

なごみ度 ★★★★

景観度 ★★

汗かき度 ★★★★

木陰度 ★★★★★

 

(2012年9月1日号)

 

編集部から:《坂の途中で会いましょう》は月1回のペースで掲載します。次回は10月6日号の予定です。

 11月8日(日)

  第73号の主な内容

(随時更新されます)

《市政の焦点》

■12月小金井市長選特集

☆白井とおる市議が立候補表明(2015年11月8日更新)

 

☆白井市議の立候補記者会見に40人以上の市民が参加(2015年11月8日更新)

 

☆4陣営の対決構図に 財政健全化への具体策が焦点(2015年11月8日更新)

 

≪酒好きのたわごと≫

その15 越後の酒と謙信(2015年10月17日更新)

  うれしいニュース!

 公益社団法人「全国学校図書館協議会」が発行している「としょかん通信」(中・高校生版)2015年6月号の《今月のブックトーク》に『まちの力 ひとの力 ――変える 試みる 小金井の人たち』がとりあげられました。

 1人でも多くの中学生、高校生にこの本を読んでもらえたら、と思います。感想文も送ってもらえると、とってもうれしいですね。

 以下にその部分を貼り付けました。筆者は、ほそえさちよさんという子どもの本の編集者だそうです。タイトルは、「生きるために つながる」。

写真をクリックすると大きくなります
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全体はこちらから
としょかん通信「今月のブックトーク」.pdf
PDFファイル 5.3 MB

こがねいコンパスのインタビューシリーズ《変える 試みる 小金井の人たち》をまとめた本『まちの力 ひとの力』が図書出版クレインから刊行されています。ウェブ版では読めない、取材秘話などを明かす4本の「エピローグ」と、やまさき薫さんの素敵なイラスト付き。定価1500円+税です。市内の各書店でお買い求めください。クレインでも注文できます。

毎月第1・第3土曜日が定期発刊日です。こがねいコンパスは市民のための羅針盤を目指し、市民とともにつくる地域メディアです。ご意見・ご感想・情報提供などを、koganeicompass@gmail.comへおねがいします。

詳しくはイベントカレンダーのページをご覧ください。こちらから。

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 この人に聞く

脱原発社会への道筋を探る

民間の英知を結集して「脱原子力政策大綱」をまとめる「原子力市民委員会」の舩橋晴俊座長。

前編はこちらから。

後編はこちらから。

*船橋晴俊さんは2014年8月15日、くも膜下出血で急逝されました。ご冥福をお祈りするとともに、船橋さんの思いを少しでも多くの方に知って頂きたいと願っています。(編集長・佐藤和雄)

 

「敗北」を語る

民主党小金井支部幹事長

村山秀貴さん

前編はこちら

後編はこちら

 

イラクから問い続けてきたもの

映画監督・鎌仲ひとみさん

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 『こがねいコンパス』は、小金井市政や小金井の人たちが関心をもつテーマを分かりやすくお伝えするインターネット新聞です。市民団体「こがねいコンパス編集部」が発刊しています。

 

 『コンパス』は、羅針盤を意味します。辞書によれば原義は「ともに歩くこと」です。市民が市政をより深く理解するための一助となり、よりよい小金井市政のあり方を考えるときの羅針盤でありたい。市民のみなさんと一緒に歩んでいきたい。そんな思いを込めています。

 

 

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